おかげさまで創業110年
しあわせは、いつもの中にある。
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
↑写真は、ウチのウッドデッキに出しっぱなしになっている小太郎クン用の座布団。
なのでよく見るとあまりキレイではないのですが(笑)
氷が溶けた水滴に朝日が当たって、なんか良かったのです。
私、最近、自分のカメラを全取っ替えしてしまいました。
これ、カメラやらない方にはわからないかもしれませんが、
かなり思い切った決断です。
カメラって、本体だけじゃないので・・・その廻りのレンズやらあれこれまで全取っ替えになるのです。
これまで10年以上SONYを使ってきて、
それはそれで満足してたんですが、
なんか私がいいなぁと思うカメラマンさんに富士フイルムユーザーが多いところから興味を持ち、
酔った勢いで1台手にしてしまったところからこうなってしまいました。
富士フイルムのカメラって、聞いたことないでしょ?
えぇ、けっこうマニアックです(笑)
なんですけど、熱狂的ファンがいるというか、
好きな人は好き、というメーカーです。
最初の1台に選ぶ人はあんまりいないので、
それなりにカメラをわかった上で選ばれるメーカー、ってイメージでしょうか。
使ってみてわかったのは、
SONYのカメラは電気屋さんがつくるカメラ,
富士フイルムのカメラは写真屋さんがつくるカメラ、
そんな違いがあるなと思いました。
SONYのカメラって、高性能なんですよ。
ピントの合うスピード、写真だけじゃなく動画も行けちゃう万能ぶり、
写したモノを細かいディテールまでバリッと記録する解像力。
なんて言うのかな、ハイスペックなんですよね。
一方富士フイルムのカメラって、性能面で言うとSONYには及びません。
私も使ってて思いますけど、
なんかピントの合うスピードや精度、イマイチです。
人を撮ったら、SONYって「この距離から撮ったのに毛穴まで写ってる!(汗)」
とビックリするくらいに写っちゃってたのですが(笑)
富士フイルムはそこまで解像感高くありません。
でもね。
そのぶん、すごく感覚的なカメラなんですよね。
情緒的、って言ってもいいかな。
さすがにフィルム会社!色の出方がすごくキレイです。
(まぁそれは好みの問題がありますけどね)
私はこれにすっかりはまってしまいました。
撮っててね、なんかテンションが上がるんです。
カメラを変えてから、鞄の中にいれてカメラを持ち歩くようになったくらい。
性能が優秀なのかどうか、と言われると、なんとも言えません。
しかし、人の感性に寄り添ったつくりをしている、と感じます。
写真とは、そもそもがとても感覚的なものですので、
私はこの設計方針、とても合うタイプのようです。
(もちろん合わない人もいますし、SONYの高性能はやっぱり魅力的で最近一番人気です)
私、今回のこの話、家も一緒だよなって感じたんですよね。
家の性能はとても大事です。
でも、私は家って「しあわせに暮らすために手に入れるもの」だと思っているので、
性能を突き詰めたらしあわせになるのか?というと、そうでもない氣がします。
(あ、もちろん一定以上の性能確保は当然必要ですよ、それが出来た上での話です)
家を大量に安くつくることが得意な住宅会社
高性能な家をたくさんつくることが得意な住宅会社
そこに魅力を感じる方もいらっしゃるでしょう。
でもこのブログを読んで下さってる方はご存じかも知れませんが、
私たちはそういう値段とか性能というものをアピールするタイプではありません。
値段は、高級住宅というわけではないけど、安い方ではないです(笑)
性能面では、もちろん国の基準を上回るようにしっかりつくってますよ。
しかし他社を圧倒するような高性能を狙ってはいません。
ただ、そのぶんといいますか・・・
使い勝手だったり、ここをこうしたいという要望を聞いたり、
つくっている最中の想い出だったり・・・
なんか、こう、人の感性に寄り添ったつくり方をして、
結果的に
「この会社で家を建てて良かったなぁ」
そう思ってもらえるような家づくりを目指している会社。
そんなふうに、私には思えています。
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