おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
地元にある紅葉の名所。
そばを通りかかったのでちょっとのぞいてみましたが、まだ早いですね。
「家づくり」という言葉がありますね。
家作り、家造り、家創り、
つくる、という漢字を当てはめるなら、だいたいこの3つでしょうか?
でも私は、「家づくり」と、あえてひらがなで表記をすることにこだわっております。
つまんないことかもしれませんが、私はそこに想いを込めているところなので、書いておきたいと思います。
家作り→ 作る、 という文字には、作成、作業、作文、自作、など、
なんとなく私は行為・・・何かをすること、って感じのニュアンスを感じます。
なんて言うのかな、これだと軽いんですよね、言葉が。
普通にやること、みたいな印象があって、一生一度という重みが全くない。
なのでこの文字をつかうのは避けています。
家造り→ 造る、という文字には、私はすごく職人、匠的なニュアンスを感じます。
造作、造船、製造、など。
この造という時には、手間ひまをかけて物事を仕上げる、つくる、という意味があるそうです。
そういう意味では、私たちはけっこう手間ひま掛けて家をつくっているタイプですから、ピッタリなのかもしれません。
でも私は、この文字から受ける印象が、
現場作業的な部分のニュアンスが大きすぎて、家造りという書き方をしません。
確かに現場で職人さんが家をつくるのですが、そこに住まうお客様の思いが感じられるような表現にしたかったのです。
家創り → 創る、という文字は、物事を始める、初めてつくる、という意味があるそうです。
創造する、創作する、って言葉がわかりやすいですよね。
この文字もキレイだなと思うのですが、格好よすぎるんですよね(笑)芸術家肌っていうのかな。
確かに建築家の先生と呼ばれる人が設計するような「作品」であるならこの字もいいのかもしれませんが、
私は家づくりはもっと庶民的、一般的、身近なことであって欲しいと思っています。
なのでこの字もあまり好みではありません。
私自身は、「家づくり」という書き方を好んでいます。
つくる を、敢えてひらがなで書いています。
漢字を使うと、そこにいろんな意味がついてきてしまう。
家づくりへの想いは人それぞれ。
私がこうありたいと思う家づくりがあるけれど、
世の中には私とは違う考え方の家づくりある。
でもそれが、悪いわけじゃない。
値段が大事、性能が大事、環境負荷や地球のこと、家族のこと、デザイン、工法、早さ手軽さ、自由度、想いのこめ方・・・
みんなそれぞれ大事にしたい価値観があるんだから、
家をつくる時の想いだって、人それぞれでいい。
だから、1番そこになにか印象の色がつかない、
真っ白な「家づくり」という文字を使いたかったんですね。
家族がしあわせになれるような家をつくりたい。
ただ、そこが目的だというだけでいいな、と思います。
今日も、
しあわせは、いつもの中にある。
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