おかげさまで「なから創業115年」
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
最初にお知らせです。
またまた私しかいない、ゆるーいイベント(笑)
カフェでドリンク(1杯無料)を飲みながら、いろんなお家の事例写真を見られるだけ。
聞きたいことがあれば聞いて下さい、基本は放置プレイです。
(あ、アンケートだけは書いてもらうけど)
詳しくはリンク先から見てね。お待ちしてます。
本題。
能登半島地震の詳細データが発表されたようです。
まだ私も詳しくは見てないのですが、見出しだけ見ると、
現行の耐震基準でつくられたお家は、倒壊は僅かだったとのこと。
この耐震基準は、私が住宅専門になった直後に施行されまして、私自身もそれ以前と、それ以後とを見比べています。
「こんなにやるんだ!」正直、そう思った記憶があります。
それまでは横揺れしか想定していなかったので、阪神大震災のような直下型の縦揺れには弱かったのですよね。
(いやそれくらい想定しろよ地震大国だぞ、と思いましたが)
その縦揺れに対応した現在の耐震基準は有効だった、というのが数字で表れたということです。
私自身も3月に輪島市を訪れたとき、それは見てすぐわかりました。
新しい家は、あまり被害を受けてないな、
赤紙黄紙が玄関に貼られて使用制限されているお家もありましたが
例えばこんなふうに貼られてるのですけど、この家もどう見ても新しくて、ちゃんと建ってるんですよね。
なんで赤紙?と思ってよく見たら、
「隣接建物が倒れ込む危険」とか。
確かに隣の建物が寄りかかってきてました・・・
まぁ、これは倒壊数のデータなので、倒壊しなきゃいいのかというとそうでもないのですが。
正直に言いますと、私、この家こんなに傾いてるけどちゃんと生活してるんだよな、というお家も知ってます。
ちょっとくらい傾いても、まぁ生活がちゃんと出来るなら・・・
でももう一度来たらどうなの?大丈夫なの??
そこはそこですごくモヤモヤするところですが、
とにかく倒れてない、それは全体的に強いということに繋がるので、
傾いた家も少ないし、傾きも小さい、実使用に耐える家も数多くあった、ということに繋がります。
実際、3月の時点で普通(いや普通ではないが)に暮らしてるなと言うお家も見受けられましたし。
しあわせやのお家にはルールを課してまして。
耐震等級云々はまだ公式に言ってないのですが、
建築基準法の2倍の筋交いを1Fに入れる、としてあります。
ザックリ言うと、耐震等級3で求められてる筋交いの量が1.5倍ですので、その部分についてはかなり余裕を持っていると言えます。
更に踏み込んだ耐震への対応も、ただいま検討中ですが、ひとまず皆さまには安心していただけるかなと思っています。
紅葉、ですね。
先週撮ってきた写真、ちょっと貼っておきます。
ということで、