しあわせや ヤマグチです
建築士のひとりごと2です
今回も設計する上での考え方をご紹介したいと思います
①キッチン
どこにも壁に接していないアイランド型キッチン
左右どちらか壁に接しているペニンシュラ型キッチン
手元を壁で隠すせるI型キッチンやL型キッチン
セパレート型の2列キッチン
様々なキッチンスタイルが存在しますね
その中でも開放感のあるアイランドキッチンやペニンシュラ型キッチンはデザイン性に優れとても人気です
また複数人で料理を作るスペースがありますので、子供のお手伝いもきっとはかどります
また格好いいキッチンでお洒落な料理を振る舞う姿を想像すると楽しくなりますが、もちろんここには現実的なデメリットも存在します
・油はねやにおいが広がりやすい
・リビングから丸見えなので生活感が出ると割と残念な感じになる
・化粧部分が多くなるので価格が高くなる
コミュニケーションが取りやすいレイアウトのキッチンがまだまだ人気ですが、昔ながらの壁付けI型キッチンも見直されてきています
弊社モデルハウスにも壁付けI型の採用例があります
実際に見て頂けると使い勝手の良さを感じる事が出来ますね
そして「キッチンは奥様の城」と言っていた時代はもうさすがに古いですw
動線計画、収納計画を考慮しながらご家族皆で相談してスタイルを決めるのが良いと感じます
②キッチン廻りのカウンター
前回のダイニング隣のワークスペースと近い話になりますが、キッチン廻りにもカウンターがあると何かと便利になります
・ほどよい距離感なので子供のスタディスペースとしての活用
・仕事専用のデスクとしての活用
・家事の作業台(読み書き、工作、アイロンなどなど)としての活用
・作業途中の休憩場所としての活用(自分好みの空間で一休み)
しかし、カウンターがあるとつい上に物を置いてしまうのでデメリットとして感じる時もあります。
自分のライフスタイルを良く考えて選択されるのが良いと思います。
③窓廻りの演出
今回はブラインドにフォーカスしてみたいと思います
こちらはスラット(羽)を回転させることで採光を調節出来る機能をもっています
素材はアルミ素材のほかに、木製・ファブリック製など種類は豊富にあります
最近は縦型タイプ(バーチカルブラインド)もだいぶ浸透してきた感じがしますね
弊社のお客様も採用されている例が増えてきました
ただし、ブラインドのデメリットはいくつかあります
・お手入れのしにくさ
・遮音性・遮光性が低い
・風であおられる
・事務所感が出る
しかし、最近はデメリットを解消するような機能やデザイン性を持ち合わせたブラインドも登場していますね
カーテン選びの時はいろいろな情報を得ておくと良いです
この写真はモデルハウスで採用した例ですが、窓にフィットした形状で室内がスッキリとしています
特に好きなのがスラットの隙間からこぼれる陽の光が部屋を演出しているのが良いです
時間と共に変化していくので、その時々で楽しめます
3つのポイントをご紹介させて頂きました。
何かお家づくりのヒントになれば幸いです。
設計 ヤマグチ