おかげさまで「なから創業115年」
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
最近、AIがなにかと話題ですよね。
私も実際に仕事で使ったりすることも増えています。
先ほどウチのスタッフと話していて、たまたま思いつきでAIに質問してみたんですが、
やっぱりまーまー使えますね、でも全部丸呑みはダメです。
で、なんとなく思いついたのですが、最新のAIが出した答えを、人間の私が添削してみたいと思います。
ではスタート!!
まず、投げかけた質問の概要です。
「一戸建て住宅について、
平屋、2階建て、子供部屋などの少数の個室だけが2階にある「ほぼ平屋」、の3カテゴリーがあるとすると、それぞれについて30代前後の子育て中の夫婦が選択する場合のメリットデメリットをそれぞれ5つずつ箇条書きで示せ」
ちなみにこれが全文ではありません。エビデンスがあることを重視せよ、という指示を出してることを補足します。
1. 平屋
メリット
- 生活動線が短い
→ 家全体が1フロアのため、移動が少なく家事効率が高い(特に小さな子どもがいる家庭で安全性が高い)。
- 子どもの安全確保
→ 階段がないため、子どもの転落事故リスクが低い。
- 将来のバリアフリー対応
→ 高齢になっても階段を使わないため、老後も住みやすい。
- 家族のコミュニケーションが活発
→ 家族が同じフロアにいるため、自然と顔を合わせる機会が増える。
- 耐震性が高い
→ 重心が低く、地震時の揺れが少なくなる。
↑ここは特に言うことないですね。
強いて言うなら平屋に階段がない、というのは微妙になって来てますが。
デメリット
- 土地の広さが必要
→ 1フロアで必要な部屋を確保するため、広い土地が必要(都市部では土地取得費が増加)。
- プライバシーが確保しにくい
→ 各部屋が同じフロアで隣接するため、家族間のプライバシーが減る。
- 冷暖房費が高い可能性
→ 1フロア全体を冷暖房する必要があり、エネルギー効率が悪化する場合がある。
- 収納スペースが不足しがち
→ 階段下収納や2階スペースが使えないため、収納計画が重要。
- 採光や通風が難しい場合も
→ 密集地では、窓の配置が制限される可能性があり、暗い部屋ができることも。
↑3は今では平屋のデメリットではありませんね、ほとんどの家が家全体を冷暖房することになってます。
1,2は特にうなずけるところで、どうしても家+P2台となると、一般的な分譲地では平屋が入らないケースも多発してます。
またどうしてもこぢんまりした平屋にしようと思うとLDKから個室に入る間取りになってしまう事がありますね。
ここまでは、AI割とまともなこと言ってるな、という感じです。
2. 2階建て
メリット
- 土地面積を抑えられる
→ 2階部分を利用できるため、平屋よりも小さい敷地で建築可能。
- プライバシー確保
→ 子ども部屋や夫婦の寝室を2階に配置することで、空間的な距離が確保できる。
- コスト面の効率性
→ 同じ床面積の場合、平屋よりも基礎工事や屋根面積が少なく、建築コストが抑えられることが多い。
- 景観の良さ
→ 2階部分からの眺めや、風通しが良くなるメリットがある。
- 収納スペースが確保しやすい
→ 階段下や2階のスペースを収納として活用可能。
基本的にOK。2階のスペースを収納のとして活用可能、というところは、それ2階だから言えることか?という微妙さはありますね。
また最近は階段がスケルトンのケースが多く、必ずしも収納にプラスではない、というのも最近の感想です。
デメリット
- 生活動線が複雑
→ 階段の上り下りが必要になり、家事や子育てに負担がかかる場合がある。
- 子どもや高齢者には不便
→ 小さい子どもや高齢者がいる家庭では、階段での事故のリスクがある。
- 冷暖房の効率が低下
→ 1階と2階で温度差が生じやすく、空調の管理が難しい。
- 建物の揺れを感じやすい
→ 地震や風による揺れが2階で特に感じられる。
- 将来的な住み替えが必要になる可能性
→ 高齢になり階段の利用が難しくなる場合、リフォームや住み替えが必要。
デメリットと言えばデメリットなのか。階段の存在ですよね、1番は。
3は確かにありますが、最近では温度差はずいぶん緩和されてること、
また平屋は別の理由で温度差が起きやすい難しさがあること、どっちもどっちですね。
揺れは確かにあるけど、最近つくってる2階建ては制震装置も標準でついてます。(ただし揺れないわけではない)
3. ほぼ平屋(少数の個室が2階にある)
メリット
- 生活動線が平屋並みに短い
→ リビングやキッチンなど主要空間が1階に集約されている。
- 必要最小限の土地で平屋のような暮らしが実現
→ 子ども部屋などを2階に配置することで、土地の有効活用が可能。
- 子育て期間に適応しやすい
→ 子どもが小さい頃は1階中心の生活、大きくなったら2階を活用するなど柔軟性がある。
- コストとプライバシーのバランスが取れる
→ 平屋の広さと2階建てのプライバシー確保を両立。
- 将来のバリアフリー対応が可能
→ 必要に応じて2階を使わない生活も選べる。
この「ほぼ平屋」、弊社では企画住宅として取り扱ってます。(あ、フルオーダーでももちろん出来ます)
このほぼ平屋のメリットは、ちゃんと的を射てるなと思います。
とにかく平屋にしたいけど土地問題が大変なんですよ。
ほぼ平屋だともうちょっと可能性が広がってくるので、これも十分ありだと思いますよ。
ほぼ平屋の実例はこちらに3つほどあります。
デメリット
- 設計の自由度が低くなる
→ 2階部分の配置や設計が制約されやすい。
- 建築コストが高くなる場合がある
→ 平屋部分が広いため、基礎や屋根の面積が増え、コストアップにつながることがある。
- 子どもの独立後に空間が余る可能性
→ 子どもが巣立つと、2階のスペースが使われなくなることが多い。
- 冷暖房効率の問題
→ ほぼ平屋の広い1階部分と少数の2階部屋で、冷暖房計画が複雑化。
- 長期的なメンテナンスコストが高い場合も
→ 屋根面積が広い平屋部分と2階部分の構造が複雑になることで、維持費がかさむ可能性がある。
1は気にしなくていいと思うなぁ。
2は平屋に近いので、確かに「同じ面積の2階建て」と比べたら普通は高いでしょうね。(だから企画住宅にしてコストを下げてます)
3はほぼ平屋だから々だという問題ではないかと。
4,5はケースバイケースですね。
結論
- 平屋: 将来を見据えた安定した選択。ただし土地の制約が大きい。
- 2階建て: 土地コストを抑えつつ、子育て期間に特化。ただし生活動線や階段の利用がネック。
- ほぼ平屋: 平屋の快適さと2階建ての実用性を併せ持つが、設計やコストに注意が必要。
30代の夫婦にとっては、ライフステージや優先する価値観(費用、効率、将来性)で最適な選択が変わります。
2階建てを子育て期間に特化って言うかぁ、そこはちょっと微妙ではあるけれど、確かに1Fが将来的に寝室になりにくい間取りはある。
そういう意味でも、個人的にもうすこし「ほぼ平屋」を検討してみて欲しいなぁと思います。
総じてAIのレポートはいつもそうですが、ちょっと杓子定規だったり、そのままは使えなかったりしますね。
特に地域性とか県民性みたいなところは弱い気がする(まぁそもそもそこを考慮しろと指示してないんだけど)
逆に全国目線でスパッと切られると、我々としては新鮮に見えたりもして。
道具ですからね、使いようですかね。
70点ぐらいはあげてもいいんじゃないかな?甘すぎる??
私ごとです。
年末でクソ忙しいと言いながら、東京の写真展に出てきます。
↑これはその出展シリーズの写真ではありますが、ぜんぜん雰囲気変えてます(笑)
あぁ、マジで忙しいんですよ、ほんとに。。。公私ともに。
がんばろう。
ということで、
しあわせは、いつもの中にある。
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