家づくりを検討するうえで、多くの方が気になるのが「坪単価」です。
「ハウスメーカーと比べて工務店の方が安いの?」「どこまでの費用が含まれているの?」といった疑問を抱く方も多いでしょう。
この記事では、上田市で工務店に依頼した場合の坪単価の目安をはじめ、坪単価の定義や費用に含まれる項目、ハウスメーカーとの違いまで詳しく解説します。
また、「しあわせや田尻木材」が提案する安心の家づくりについてもご紹介しますので、これから上田市で注文住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
「坪単価」とは、建物の延床面積1坪あたりにかかる建築費用を指し、以下のように算出されます。
建物本体価格 ÷ 延床面積(坪)= 坪単価
たとえば、本体価格が2,500万円で延べ床面積が40坪の場合、坪単価は約62.5万円となります。
ただし、坪単価を考える際に注意したいのが、含まれる内容が施工会社によって異なる点です。
ある会社ではキッチンやユニットバスなどの住宅設備がすべて含まれている一方で、別の会社では設備がオプション扱いになることもあります。
また、外構工事や照明・カーテン、給排水工事、諸経費なども坪単価に含まれていない場合があるため、見積内容をよく確認することが重要です。
2024年の統計によれば、上田市を含む長野県全体の住宅における平均坪単価は、約95万円とされています。
この数値には、大手ハウスメーカーから地域密着型の工務店まで、さまざまな住宅の事例が含まれています。
ただし、「坪単価」は家づくりのごく一部を切り取った目安にすぎません。
実際には、建物本体の工事費に加え、給排水や電気などの付帯工事費、設計費や申請費、外構、地盤改良、諸経費など、さまざまな費用がかかります。
特に工務店に依頼する場合、どこまでが「坪単価」に含まれているのかを事前に確認することが重要です。
本体価格だけで比較するのではなく、「何にいくらかかるのか」を把握し、総額で判断する視点が、後悔のない家づくりにつながります。
データ引用:e-Start「建築着工統計調査 / 建築物着工統計」
上田市で家づくりを検討する際、「ハウスメーカーと工務店では、どちらの方が費用を抑えられるのか?」と気になる方も多いでしょう。
住宅の仕様や設計内容によって価格は上下しますが、一般的にはハウスメーカーの方が坪単価は高めで、工務店の方がやや低めになる傾向があります。
それぞれの平均的な坪単価の目安を、以下で簡単に確認しておきましょう。
全国的に見たハウスメーカーの坪単価は、90〜110万円程度が一般的とされています。
この価格帯には、一定の品質管理や標準化された仕様が含まれており、安心感やブランド力を重視する方に選ばれています。
また、最新設備や長期保証制度などがパッケージ化されている点も、ハウスメーカーならではの魅力です。
一方、地域に根ざした工務店では、70〜100万円程度の坪単価が多く見られます。
コストを抑えながら、施主の要望に応じた柔軟な設計が可能なのが特徴で、自由度の高い家づくりを重視する方に適した選択肢だといえるでしょう。
加えて、地元の気候や風土に合った提案が受けられる点も、工務店を選ぶ大きなメリットです。
ハウスメーカーと工務店の坪単価の差は、それぞれの会社が抱えるコスト構造やビジネスモデルの違いに起因しています。
ここでは、その主な要因を4つに分けて解説します。
ハウスメーカーはテレビCMや雑誌広告、住宅展示場への出展など、広範な宣伝活動に多くの費用をかけています。
このような広告宣伝費や営業経費(販管費)は、最終的に建築費に上乗せされるため、坪単価が高くなりやすいのが特徴です。
一方、工務店は地域密着型で口コミや紹介を中心とした集客を行うため、販管費が抑えられ、その分コストを下げやすくなります。
ハウスメーカーは多くの場合、下請け業者に施工を依頼する体制をとっています。
この構造により、設計・営業・施工などの各プロセスに中間マージンが発生し、それが坪単価に反映されます。
それに対し、工務店は自社スタッフや地元の職人との直接的な関係で施工を行うことが多く、間接経費を抑えることで、リーズナブルな価格設定が可能になります。
大手ハウスメーカーでは、全国規模の組織を運営するため、事務職・営業職・技術職など多くの社員を抱えており、その人件費も建築費に含まれます。
反面、工務店は少数精鋭の体制で業務を行っているケースが多く、無駄な人件費が発生しにくくなります。
こうした違いが、最終的な坪単価にも大きく影響してきます。
ハウスメーカーは、全国どこでも同じ品質・同じ仕様の住宅を提供できる体制を整えていますが、その分、物流や在庫、統一ルールの運用などにコストがかかります。
さらに、全国一律の基準を維持するために、必要以上に高性能な設備が標準仕様となっているケースもあり、それが坪単価の上昇要因になることもあります。
一方で、工務店は地域の気候や風土に合わせた家づくりができ、資材の仕入れや現場対応も地元ネットワークを活用できるため、効率よくコストを管理できます。
その土地に最適な仕様を選ぶことで、無駄を省きながら、住み心地の良い住宅を実現しやすいのが大きな魅力です。
上田市で家づくりをする際、坪単価は目安として便利な指標ではありますが、すべてを判断するには不十分です。
見た目の金額だけにとらわれると、結果的に予算をオーバーしたり、必要な性能が不足した住宅になってしまったりすることもあります。
ここでは、坪単価を過信せずに家づくりを考えるうえで、知っておきたい3つの視点をご紹介します。
多くの方が見落としがちなのが、「坪単価には何が含まれているのか」という点です。
坪単価には外構工事や解体費用、登記・火災保険・引っ越し費用などの諸費用は含まれていないため、それらを踏まえて予算計画を立てる必要があります。
また、ハウスメーカーや工務店ごとに、坪単価の計算方法や含まれる工事範囲が異なるため、単純な金額比較ができない点にも注意が必要です。
「安い坪単価=お得」とは限らない点にも注意が必要です。
たとえば、建物の仕様グレードが低く、標準設備が最低限に設定されていたり、玄関ポーチや吹き抜けなどが延床面積に含まれていなかったりと、「安く見せる工夫」がされていることもあります。
上田市で家づくりをする際は、見せかけの安さに惑わされず、実際の生活に必要な仕様・機能が満たされているかどうかをしっかり見極めることが大切です。
家づくりで本当に見るべきなのは、建物本体だけの金額ではなく、「建物本体+付帯工事+諸費用」をすべて含めたトータルコストです。
坪単価だけで判断して契約したあと、「別途工事」が多発して、想定以上に費用が膨らむケースも珍しくありません。
そのため、最初から総額ベースでの見積もりを依頼し、各項目の内訳を明確にして比較・検討することが、後悔のない家づくりへの第一歩だといえます。
しあわせや田尻木材では、「坪単価」にとらわれすぎず、総額で納得のいく家づくりをご提案しています。
土地・建物・外構・諸費用まで含めた総予算を明確にすることで、安心して一歩を踏み出していただけるサポート体制を整えています。
ここでは、しあわせや田尻木材の家づくりについて、4つの視点からご紹介します。
しあわせや田尻木材では、「総額いくらかかるのか」を最初に明確にする家づくりを大切にしています。
設計・建築・住宅設備・外構・地盤改良・諸費用までを含めた総額でご提示するため、「あとから費用が増えた」という不安や後悔を防ぐことが可能です。
よく聞かれる「坪単価はいくらですか?」というご質問に対しても、単に金額だけをお伝えするのではなく、その中に何が含まれていて、何が別途になるのかを丁寧にご説明します。数字の見た目に惑わされず、本当に必要な費用を把握したうえで進められるので、初めての家づくりでも安心してご検討いただけます。
しあわせや田尻木材が手がける家は、見た目の美しさだけでなく「住む人の健康」と「心地よさ」を追求した住まいです。
無垢材のフローリングや、湿度を調整する漆喰の壁など、自然素材をふんだんに使用することで、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間を実現しています。
さらに、化学物質の少ない建材選びにも配慮しており、小さなお子さまやアレルギー体質の方にもやさしい住宅です。
長く暮らすからこそ、体にも環境にもやさしい素材を使った安心の家づくりをご提案します。
しあわせや田尻木材は、長野県で100年以上の歴史を持つ工務店として、上田市をはじめとする長野県内多くのエリアで、数多くの施工実績を積み重ねてきました。
高低差のある敷地、変形地、風通しや日当たりの工夫が求められる立地条件など、さまざまな現場に対応してきた経験があります。
また、地域の気候や積雪量などの自然条件を熟知し、耐震性・断熱性・通風性といった基本性能を確保しつつ、地域に最適な間取りや素材選びを提案いたします。
家は建てて終わりではなく、住み始めてからが本当のスタートです。
しあわせやでは、完成後の定期点検や不具合時の迅速な対応など、万全のアフターサポートを実施しています。
地域密着の工務店だからこそ、すぐに相談できる安心感があり、長く安心して住み続けていただけます。
また、家づくりの最初の段階では、無料の「家づくり相談会」や「お見合い設計」など、無理なく始められる体験メニューをご用意しています。
資金計画やライフプランのご相談も承っているので、「家づくりが初めて」という方も、お気軽にご相談ください。
ここでは、しあわせや田尻木材が上田市で手掛けた、おしゃれな注文住宅の施工事例を2つ厳選してご紹介します。
これから上田市で注文住宅を建てる方は、ぜひ参考にしてください。
上田市で建てられたこちらの住まいは、片流れ屋根とモスグリーンの外壁が調和した、落ち着きのある外観が特徴です。
出典:上田市の注文住宅施工事例
LDKは木目とブラックを組み合わせたコーディネートで、上田市の自然にもなじむ、洗練された空間に仕上がっています。
リビングに隣接する小上がりの和室が空間に奥行きを加え、キッチン背面には目隠し扉付きの収納を設けて、生活感を軽減しています。
出典:上田市の注文住宅施工事例
書斎へと続く土間スペースは、ご家族のライフスタイルに合わせて丁寧に設計され、テラスまでの動線もスムーズです。
階段下の「ヌック」スペースは、子どもも大人も楽しめる居心地の良い場所として活用されており、上田市で家族が楽しく暮らせる住まいの好例といえるでしょう。
出典:上田市の注文住宅施工事例
上田市に建てられたこちらの住宅は、白のガルバリウム外壁に木目とグレーを組み合わせた、ナチュラルモダンな外観が印象的です。
玄関ポーチは自転車も置ける広さを確保し、固定式の宅配ボックスも備えて利便性に配慮されています。
出典:上田市の注文住宅施工事例
室内はブラウン系のインテリアで統一され、和の趣が感じられる落ち着いた空間に仕上がっています。
リビング入口にはヘリンボーン床を取り入れ、空間にさりげない上質感をプラスし、LDKと畳スペースは格子でゆるやかに仕切られ、視線と動線を自然に整えています。
出典:上田市の注文住宅施工事例
2階には腰壁を使った個室や、ご主人希望の書斎コーナーを設け、暮らしやすさと居心地を両立しています。
上田市での快適な暮らしに寄り添った、機能性とデザインのバランスが光る住まいです。
出典:上田市の注文住宅施工事例
今回は、上田市で工務店に注文住宅を依頼した場合の「坪単価」をテーマに、基本的な考え方やハウスメーカーとの違い、注意点などを詳しくご紹介しました。
坪単価は家づくりの目安として便利な反面、その中に含まれる費用項目や算出方法は会社ごとに異なります。
単純な金額の比較だけで判断してしまうと、あとから予算オーバーなどで悩むこともあるため、「トータルでいくらかかるのか」という視点がとても重要です。
しあわせや田尻木材では、そうした不安を解消するために、設計・建築・設備・外構などをすべて含めた総額のご提示や、地域に根ざした家づくりをご提案しています。
上田市での施工実績も豊富で、気候や土地の特性を踏まえた、安心で快適な住まいを実現いたします。
これから上田市で家を建てようと考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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