みなさま、こんばんは。しあわせ家 リフォーム担当のミヤギです。
先日は、既存住宅インスペクション技術者の更新講習会に参加してきました。
既存住宅(主に中古住宅)の流通を見直す気運が徐々に高まってきている昨今ですが、
その中古住宅の現況を調査・把握する為の資格の講習会でした。
現況を調査・把握することにより中古住宅の売買やリフォームの際の
判断をより明確にすることができ、安心感とともに、中古住宅の流通の活性化が期待されます。
前回の講習会が2年前で、その頃には、あまり馴染みのないものでしたが、
この2年間の間に、中古住宅を購入しリフォームをする等といったご相談は、
だいぶ多くなってきているように感じます。
住宅というと新築住宅の嗜好が強い日本では、中古住宅の流通シェアが極端に
少なく、アメリカのそれに対して4分の1程度でしかありません。
また、建替えなどで取り壊される住宅の築年数の平均は、アメリカが築55年、
イギリスが築77年に対して、日本は築30年です。
築30年の住宅が日本では、普通に建替えられています。
よく言われる「スクラップ&ビルド」そのものです。
住宅だけではありませんが、限りのある資源を無駄に破棄していくことなく、
まだ使えるものは、日々の手入れをし、直しながら再利用していくことが必要だと感じた次第です。