おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
今日はお家の広さの話について、
私がお客様と設計をしているときによく話すことを書きますね。
「その広さ、本当に必要ですか?」
家づくりの要望を聞いていく中で、「狭くていい」「小さくていい」という人はほとんどいません。
リビングでも収納でも寝室でもパントリーでも玄関でも、
広く出来るなら広くしたいです!
って言う人がほとんどじゃないでしょうか??
・・・まぁ、当たり前だとは思いますけどね(笑)
でも設計する方とすると、何でもかんでも広くって言われても、収拾がつかなくなる(笑)
なので、「はいはいイイですよ」とは言わない時があるわけです。
(いや、お話を聞かないわけじゃないですよ)
そういうときの、私なりの注意点は2つ。
1.なぜ広さを求めているのか?
2.そもそも「広く」とは、どのくらいを想像しているのか?何を基準に広くと言っているのか?
この理由って、まぁどうしても必要ってワケじゃないんですけどね。
でも何か理由があって(アレをやりたいとかこれを置きたいとか)言っているなら、知っておかないとまずいじゃないですか。
設計のお志事ってのは、言われたとおりに設計すればいいってワケじゃないですからね。
時に言われたとおりじゃない提案をすることだってあるのです。
それの方がお客様のためになる、喜んでもらえると思った場合にはね。
で、その理由と求めてる広さに私が納得出来ればいいんですけど、
納得出来ないと、もうちょっと深掘りしていきます。
ただ意味なく広くしてもいいわけじゃないんですよね。
変に広くしても、間延びするって言うんですかね、
使えない広さになっちゃうことだってあるんです。
以前あったんですよね。
玄関を広くして欲しい!って言われたんで広く設計したら、広すぎちゃったってことが・・・
お客様の「広い」は、アパートのゲキ狭な玄関がイヤで、その反動で「広く」って言ってただけ。
私からすると、ごく普通の広さの玄関で良かったんですよね~。
それにお客様って、「10畳」とか「3.6m」って言われても、それがどのくらいなのか分かっていらっしゃらない。
だからその辺のすりあわせが必要なんです。
総括すると、
自分が求めてる広さを設計士とちゃんとすりあわせをすることが必要、ってことになりますか。
まぁこのあたりは、書いていくともっともっと、いろんなケースがあるんですけど、
キリがないので今日はこのあたりで。。。
今日も、
しあわせは、いつもの中にある。
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