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長野市・須坂市・千曲市で注文住宅や新築一戸建てなら「田尻木材」

CONCEPTしあわせやの家づくり

「しあわせや」という名前の由来

「しあわせや」という名前の由来

元々は「しあわせ家」と書いていました。そこには、家とは「しあわせになるためにつくるもの」という弊社代表・田尻の想いがこめられています。幼い頃は会社と家がつながっていたという田尻家の生活。それは大変せわしなく、例えばサザエさん一家のような「お茶の間で家族そろってのんびり団らん」をした記憶がほとんどないそうです。

しかし田尻が高校生の時、友人の家で、本当にサザエさんに出てきそうな家族そろった団らんの光景を目にして驚きます。お年寄りから子供まで、こたつを囲んでのんびりお茶を飲み会話を楽しむ。「家族のしあわせって、こういうことなんだ」と、そのあたたかな団らんの光景に強く憧れるようになりました。大人になり実際に家づくりに携わるようになると、その団らんへのあこがれと家づくりをするお客様家族の様子が、だんだん重ね合わさって来るようになりました。

家族がしあわせになるためには、そのための「場所」として家が必要だけれど、それは単純に家があればなんでもいいというわけではない。家族の想いをくみ取って、ちゃんと安心して暮らせる、お気に入りの家をつくる。そんな「家族が一番しあわせになれるような場所をつくる」そんな家づくりをしたいと思うようになり、「しあわせや」というブランドネームが生まれました。

「しあわせや」の家づくりの原点

「しあわせや」の家づくりの原点

「しあわせや」としてどんな家づくりをしていくのか。その方向性を決めた、大きな出来事がありました。それはまだ田尻が結婚したばかりで、アパート暮らしをしていた頃のことです。同じアパートに住んでいた同世代の夫婦から「土地を買って家を建てたい」と相談を受けました。その頃の弊社はまだ、パンフレットも施工事例写真もホームページも、なにもかもがないころでしたので、田尻なりに今つくっている家に案内するなど一生懸命提案をしました。しかし、残念ながら実を結ぶことは出来ませんでした。ご夫婦はとある大手のハウスメーカーさんと契約することにしたそうです。その理由を尋ねると、「あれもつけてくれるし、これもつけてくれるから」というお返事でした。

ところが田尻は、たまたまその家が出来上がっていく様子をしっかり見ることになってしまったのです。そのご夫婦の建築現場のすぐそばで、弊社も家をつくっていたのです。そこで田尻が目にしたものは、目を疑ってしまうような、良心的とはとても言えない家づくりの姿でした。もしこれが自分の家だったら絶対にイヤだよな、ということが目の前で起こっている。あのご夫婦は大きなローンを背負って、一生一度の家づくりをしているというのに・・・

その時、田尻はなぜか「申し訳ない」という気持ちになったのです。自分にも声をかけてくれたご夫婦の家が、あんなふうにつくられている。もしも自分が工事を任されたとしたら、もっとしっかりした家づくりをしたのに・・・そばで起こっている残念な工事を見ながら、何度もそう感じたそうです。もちろん田尻は断られたのですから、そんな事を言える立場ではありません。ですが、もっとしっかりと自分の家づくりの魅力を伝えることが出来ていたなら、その結果もし選んでいただくことが出来たなら、こんな事にはならなかった。自分の力が足りず、申し訳なかった・・・本当に勝手な考えではありますが、そんな気持ちを止めることが出来ませんでした。この出来事が、その後の「しあわせや」が向かう方向性や、お客様とどんな家づくりをしていくかを決める原点になっています。

人の輪・和をつくる

人の輪・和をつくる

代表の田尻が家づくりを続けていく中で、だんだんとお客様もスタッフも増え、家づくりに十人十色のいろんな価値観を持っているんだと実感し始めた頃のことです。ある事がきっかけで「私たちは、なんのために、なにをしたくて家づくりの仕事をしているんだろう?」と考えるようになりました。単純にメシのために働くのはイヤだったし、そうではない何かが自分の中にあるのを感じていたからです。

しばらく悩んだ結果、たどり着いた答えは「人のつながりをつくるため」でした。いつの時代であっても・・・いや、逆に今の世の中だからこそ、人と人とがどうつながって行くのか、素敵な人の集まりが出来上がることの大切さが増している・・・お客様との関係を大切にした家づくりを心がけていた田尻は、そう結論づけたのです。たまたま住宅会社なので家づくりが入り口になっていますが、それをきっかけに素敵な人のつながりが出来る・・・

それを田尻は「輪・和(わ)」と呼びます。私たちがきっかけとなって人の集まり(輪)が出来、やがてそこに自然と親しみが生まれコミュニティが育ってくる(和)。私たちは家をつくるだけではなく、そこで末永くしあわせに暮らしていくための人の輪・和をつくっている。それを会社の理念に置くようになりました。しかし、どんなにいい関係で家づくりをしていたとしても、家が出来上がったあとは、お客様とつながり続ける手段がすごく限られてしまいます。点検などのアフターメンテナンスをしっかりする、というのもつながりのひとつです。

しかしお客様の立場からすると、点検やメンテナンスって、正直に言って「面倒なこと」であり、「やらなくても済むならその方が良い」という後ろ向きのものではないでしょうか?後ろ向きの関係だけで人がつながり続けるのは難しいでしょう。しかし人のつながりをつくることが仕事の目的であるなら、なにも住宅に関わることだけに限る必要はなくなります。そのため、感謝祭やサンタでの訪問、カフェ店舗の運営などをするようになりました。これらはお客様に「いてくれて良かった」と思っていただけるような存在でいたい、という気持ちから行うようになったものです。

また、住宅会社はよく会社の実績を「年間何棟の家を建てたか」で表します。私たちも便宜上そうすることがありますが、できる限り避けたいと思っています。なぜなら、私たちの目的は「人のつながり」であって、「家という物」をつくるのが目的ではないのです。それならば「お客様に信頼され家づくりを任せていただいた数」で表すのが適切だと考え、社内では「何棟」ではなく「何組」と表現するように心がけています。

会社は「永続」を目指している

会社は「永続」を目指している

家づくりを任せて下さるお客様は、家がちゃんと完成することだけを期待しているわけではありません。安心して暮らしていけるように、アフターメンテナンスもしっかりしてくれることまでセットで家づくりを任せて下さっているわけです。住宅会社はそういう意味で、ずっと続いていく事が義務であると感じています。そうでなければ、お客様の期待に本当に応えたことにはならないでしょう。

ですので、私たちが大切にしている会社の方針には、「永続していくことを最優先にする」と謳われています。信頼して下さったお客様や、弊社に関わる皆さんのためにも、永続していくために必要な成長を遂げていくことが最優先です。会社とは「社会の公器」ですので、成長すると言ってもいたずらに私利私欲に走ってはいけないと考えています。人のつながりをつくることを念頭に、規模や実績・利益の急速な拡大を目標にするのではなく、着実な成長を続けていくことを目指す。そうした経営の理念がとても大事だと考えています。

「しあわせや」に「商品」と「ノルマ」はない

「しあわせや」に「商品」と「ノルマ」はない

一般的に住宅会社には「商品」というものがあります。(特徴や仕様と値段が決まっていて名前がついてたりする住宅プランのことを「商品」と呼びます)住宅会社は「ウチの家はこんな特徴の家です。これを買いますか?買いませんか?」というスタンスでお客様にアピールをしています。そのために「商品」という決まった物が必要になるのです。お客様はその商品の中から、気に入ったものを選ぶことになります。それなのに、住宅会社があたかもすごいことのように謳っていることのかなりの部分は、実は業界的に当たり前のことだったりするのです。私たちはそこに違和感を感じるのです。

ほとんどのお客様は、家づくりを一生一度しか経験しません。だから家のことは素人だし、何も分からないに等しいでしょう。何も分からないのに、家という巨大で複雑な「商品」を選ばなければならないのです。それなのに選べと言われても、どうしたらいいのか分からないでしょうし、不親切じゃないかなと思うのです。私たちはそうではなく、もう少し手前の「どんな家がいいですか?」という所からお手伝いをした方が、お客様にとって満足出来る家づくりが出来ると思うのです。要望とか考えとかを聞きながら、どんな家にしていった方がいいのかをお話ししていきたいと思っています。お話をしてみた結果、弊社ではなく他社でつくる方がふさわしい方もいらっしゃいます。それはそれでいいと思うのです。お互いにいろんな意味で相性の合う相手と家づくりをするのが、家づくりがうまく行くコツなのですから。ですので、実際にはしあわせやにも「商品」はあるのですが、あまりアピールされることはありません。

また、弊社のコンシェルジュ(いわゆる営業さん)には、契約数のノルマ(義務)というものがありません。もちろん何もないわけではなく、目標はありますが、ノルマではありません。ノルマにしてしまうと、営業さんは目の前のお客様をとにかく契約しようとします。それがお互いに相性の合う相手であろうがなかろうが、契約しようとしてしまうのです。そうしないと怒られるし、お給料が減るからです。でもそれはきっと、すべきではない家づくりをしてしまうことにつながり、お互いに大きな後悔をすることになりかねない・・・。だから契約をノルマにしてはいけないし、歩合給にするのも良くないと私は思っています。お客様は相性の合う住宅会社を選ぶべきですし、住宅会社も相性の合わない人をお客様にしてはいけないのです。それがみんなにとっていい結果を生むことだと思っています。

特徴を敢えてつくらず

特徴を敢えてつくらず

家づくりを考え始めたお客様が住宅会社のホームページを見始めると、きっと○○工法とか、特別な素材や設備などに目が行くことでしょう。展示場や見学会でも、おそらく「ウチの特徴は○○で・・・」というお話しが出ることが多いと思います。しかし、しあわせやはそういった工法・素材・設備の特徴を売りにした差別化をあえてしないようにしている、めずらしい住宅会社です。それは代表の田尻が自分の家を建てたときの経験が背景にあります。

田尻の自宅は、とある特別な工法を採用し、素材や細かいつくり方にも相当にこだわった家づくりをしました。しかし実際に出来上がった家に暮らしてみたところ、そのこだわりが暮らしやすさや快適性として実感出来たかというと・・・それなのに、こだわった部分にかかったコストアップ分は相当な額に上り、田尻は顔が青ざめたそうです。自分のこだわりがメリットとして実感出来なかった田尻は、住宅業界では当たり前の「工法・素材・設備による差別化」に疑問を持つようになったのです。その結果、今のしあわせやの家は特殊な物やつくり方を避け、世の中でたくさん使われているベーシックな物を採用し、一般的なつくり方でつくられていることが多くなりました。そう言うと「性能が悪いのではないか?」と思われるかもしれませんが、それは違います。ベーシックな物の組み合わせでも、丁寧につくればきちんと高い性能の家をつくることは出来るのです。

ベーシックな物を使い、一般的なつくり方をしている理由はもうひとつあります。それは、お客様がメンテナンスするときに一番困らない方法だからなのです。私たちも時々、特殊な工法でつくられた家のリフォーム相談を受けますが、つくったメーカーさんじゃないと出来ないことや分からないことが結構あるのです。家とは、何十年も使い続けられる物です。その間、ずっと住宅会社が健在である保証なんて、どこにもありません。もししあわせやが特殊な工法で家をつくって、いつか会社がなくなってしまったとしたら、弊社を信頼して下さったお客様が困ることになります。私たちは、そうしたご迷惑をお客様にお掛けしたくないのです。ですので、住宅会社であれば誰でも必ずメンテナンス出来る一般的なつくり方で、ただし「丁寧に」家づくりをしているのです。

お客様にとってのナンバーワン

お客様にとってのナンバーワン

一般的に住宅会社には「こんな家です」という「商品」があり、それを「売る」という感覚で家づくりが行われていることが多くなっています。私たちにも「商品」はありますが、おそらく業界内でもかなり選択肢が広い設定になっていると思います。それは私たちが家を「売る」のではなく、「これが1番私たちらしいよね」と言ってもらえるような家を、一緒に「つくっていく」ことを目指しているからです。それを私たちは「お客様にとってのNo.1を目指した家づくり」と呼んでいます。

ずっと永く暮らす家なので、お客様にとって使いやすく心地よい場所にしてあげたい。ですのでしっかり打ち合わせをしますが、しかし言われたとおりにつくればいいというわけでもありません。プロとしての提案をそこに織り交ぜ、お互いに協力し合いながら共にひとつの家をつくっていくのが、しあわせやの家づくりです。

その結果として出来上がった家が、仮に他の人には「ごく普通の家」に見えるようなオーソドックスな家だったとしましょう。特別な要望や好みを持っている方ばかりではないので、そういうことはあり得ます。でもそうしてつくられた家が、お客様にとっても「ごく普通の家」でしょうか?・・・いや、そうではありません。それをつくるためにいろいろ悩み話し合った結果出来上がった家であることに変わりはありません。お客様は、完成したばかりでまだ住んでもいないその家に、既に愛着を強く感じていることでしょう。そんな家づくりの方が満足出来るでしょうし、暮らしも楽しくなるのではないでしょうか?

一見、「非効率」な家づくり

一見、「非効率」な家づくり

私たちの家づくりは、他の会社さんに比べていろいろと手間ひまがかかっています。担当者がお客様と打ち合わせをする回数は多めですし、家づくりの最中には家づくりを楽しんでいただくためのイベントも何度かあります。特にイベントは、やらなくても家の工事にはなにも影響がないものです。住宅会社が家づくりを効率よくやろうと考えたら、真っ先に割愛されるところでしょう。

しかし私たちは、「お客様にとってのNo.1を目指した家づくり」を実現するためにはここが大切だと考えます。家づくりを楽しむことで、家への愛着は増します。残念ながら、全員が百点満点の家づくり、とはならないのが現実です・・・。「どうしてこうしちゃったんだろう?」とあとから思うこともあるでしょう。でも「自分も一緒になってつくった家だ」という気持ちがあれば、それもだんだんと許せるようになり、その家での暮らしを一層楽しむことが出来るのではないでしょうか。

またしあわせやの経営理念は、家づくりを通じて「人のつながり」、つまり良い人間関係をつくろうと謳っています。それを変に効率よく、と考えるのは、「効率よく人間関係をつくりましょう」と言っている事になります。人間関係を効率よく、というのは、なんだか下心があるようでおかしな話だと思いませんか。もちろん仕事の効率を考えるのは大切です。しかしお客様に向き合う部分については、手間ひまを惜しまない家づくりをしているのです。

笑顔の写真にこだわる

笑顔の写真にこだわる

私たちは家づくりを通じて「人のつながり」をつくろうとしている、と前にお話をしました。もしそれがうまく行って、良い人のつながりが出来ているとしたら、そこには必ず笑顔がいっぱい集まっているはずだと考えました。笑顔が集まっていると言うことは、私たちがよろこんでいただける仕事が出来ている証拠なので、笑顔の写真の枚数はバロメーターになる、と考えました。そこで会社全体の目標として「日本でいちばん素敵な笑顔の集まる工務店」を目指すことにしたのです。私たちが家づくりの最中の写真をたくさん撮っている理由のひとつです。

それと、家族全員が写っている想い出の写真って、意外に少ないのではないでしょうか?イマドキだとスマホで自撮りしているよ、という方も多いでしょう。とは言え、やはり第三者が、ちゃんとしたカメラできれいに撮った家族の写真って、自撮りとはまた別の良さがあると思うのです。せっかく家づくりをするのであれば、そのプロセスを写真に残してあげたい。そして家の完成時にその写真が手渡され、想い出と共に家づくりが締めくくられる。写真に収められた家づくりの想い出が、より一層お家への想いを深くしてくれる・・・

お客様がこれから先ずっと住み続ける場所をつくるのが家づくりです。想いのこもった家づくりが、お客様のしあわせと満足につながって行くと私たちは考えています。