しあわせや ヤマグチです。
いきなりですが、SKとは一体なんでしょう?
答え「スロップシンク」の意味です。
設計をしていると、定期的にご要望がある物の一つに「スロップシンク」が挙がってきます。
Google先生によれば・・・
「スロップ(slop)」は、英語で「汚水や台所の洗い流し水」という意味。
スロップシンクとは、主に掃除用の大型の流しのことをいいます。
汚れた靴や雑巾、モップ、園芸道具など、洗面台やキッチンのシンクで洗うのに少し気が引けるものを洗うのに便利です、とあります。
底の深い流しということで、様々な物を洗うことが出来るのは良いですね。
例えば、赤ちゃんが粗相した衣服洗い、子供の部活で汚れた衣類の初期洗い、靴洗い、野菜洗い、洗濯物のつけ置きなどがあげられますね。
あと大きさにもよりますが、ペットのシャンプーや足洗い場としても活用が出来ますね。
設置する場所は洗う用途にもよりますが、圧倒的に脱衣室が多く使いやすいご意見を頂きます。
主なメリットは上記であげた事が多いですが、もちろんデメリットも存在します。
けっこう大きいので設置スペースが限られる、給排水管が必要なので配管工事費が追加で必要になる、シンクは種類が少ないのであまり選べない等が挙げられます。
又、設置に関して注意しなければならないこともあります。
水跳ねによる汚れに注意が必要になりますので、床、壁は汚れても気にならない仕上げにする必要があります。
寒冷地では屋外に設置するには止めましょう。
配管が凍りますので素直に不凍水栓タイプの外水栓を使いましょう。(そもそも寒い日は外で使いませんよね)
予算やスペースの都合上、スロップシンクを設置するのが難しい方は、洗面台に下記のような大き目な洗面ボウルを採用することで代用も可能です。
こちらは造作洗面台になります。
特に目的は無いけれども、ひとまずスロップシンクを付けたいという方は付けない方が良いかと。
コストとスペースがもったいない事もありますが、洗面台なので放置すると汚れや臭いが出るのも理由の一つになりますね。
検討する際は、設計士に相談されることをおすすめします。
光を浴びている無垢のフローリングが気持ちよさそうです。
設計 ヤマグチ