しあわせ家は、日本で一番素敵な笑顔の集まる工務店を目指します！
おかげさまで創業100年、長野市若穂で家を建てる人たちに、一番多く選ばれた工務店
しあわせ家 田尻木材株式会社 四代目の田尻でございます。
先日、県外某所に行った時のあるお酒の席で、金融機関の方達と会いました。
20代、入社3年目という男性と、私よりちょっと上の40代後半の男性でした。
お酒の場ですので、呑んでいろいろ話していくウチに、なんか20代が言い始めるんです。
「オレ、何のために働いているんだかよく分からないんですよ。課長、オレたちのやってる事って何なんですか？！」
･･･若者らしいなぁと･･･（笑）
入社してからずっと外回りをしているという彼。
頭を下げて預金やら積み立てをしてもらうことにも慣れた。
でも、一体自分のやっていることは何なんだろう？？
そんな気持ちが、呑んだ場で吹き出したようでした。
課長さんらしき40代は、私にも気遣いながら答えていました。
「社長（私）の所はお家を建てたりするわけだから、夢がある『夢屋さん』なんだよね。ウチ（金融機関）は『お金屋さん』なんだよ」
「喜ばれるところも見て来た。でもお金を貸したことで、かえって悪い方に突き落としてしまったことをたくさん経験してきた。貸さなきゃよかった、そんな思いもしてきたワケよ。『夢屋さん』とは違うんだ」
･･･まぁ、お互いに酔っ払った場ですからね（汗）
40代課長さんらしき人の言うこともすごくよく分かります。
表ばかりではなく、裏の影を、しかも最前線の指揮官として見なきゃいけないお立場でしょうから。
たださ、それは若い奴らにこんな風に伝えちゃうのは、なんだかな～ってちょっと思う･･･
「オレたちは『人や企業の夢をお金の面から応援する応援団』だ！」ぐらい言ってもいいんじゃないかな？金融機関として。
なんとなく若者に、働く意味を（私なりの解釈で）伝えてあげたくなって･･･
飲み会の場なのにカバンからＰＣを出し、職人さんたちに毎月しているお話の一部をし始めたんですよね。
「･･･すげぇ！」
若者の目が食いついてました（笑）でも残念ながらお酒の席が締めに入ってしまったので、途中で終わってしまいました。
ちゃんと伝えてあげたかったな･･･
金融機関にも、理念はあるんだと思います。きっと素晴らしい理念が。
でもそれは「預金や積み立ての獲得ノルマ」に打ち消されちゃってるんだろうな。
先日、商工会さんで後輩達に話をした時にも、ソフトバンクの孫社長の話を引用して伝えたんです。
山のてっぺんから逆算しろ、というお話しを。
･･･なんのことだかわかんないですよね（笑）
どこを目指すのか、どの山に登るのかを決めて、そのたどり着く頂上から逆算して行く道を決めるってコトです。
でないと、ブレる。･･･ブレてもいい、上に登っているなら。ブレてグルグル迷走してないか？？
20代の若者には、山のてっぺんは見えていない。
私がちょっと話したくらいで見せて上げる事は出来ないしね（笑）
一個人として、ということもそうだし、
金融機関職員としても、自分たちがどこを目指しているのか、やっぱりちゃんと見せてあげてないからこうなるんだよな･･･
もちろんしあわせ家もまだまだ出来てない。残念ながら。
ただ、私は山のてっぺんを見始めた自覚がある･･･多少なりとも、やっと遅ればせながら･･･（汗）
そしてスタッフたちも、チームしあわせ家のメンバーさん達も、それによくついてきてくれている。
いろんなコトが、少しずつ変わって来ているのを実感し始めている。
どの山に登るのか。山のてっぺんを見て、逆算する。
これ、大事なことなのに学校じゃ教わらないよな･･･
私が教えを請うてるお師匠さんがね、子供達にこの話をしないと日本がダメになる、ってずっと言い続けてるんですよ。
で、師匠はボランティアで全国でそういう話しを子供や親たちにお話しする活動もしているんですね。
（実は6月にウチでも話しをすることになっている）
私、あんまりピンと来てなかったんです、それについて、実は。
でもね、なんか分かった気がした。
「ゆとり世代」とか言われてるけどね、生まれてきた子がそうだったわけじゃない。
それを育てたのは国だしオトナだし。
若いヤツら、子供達に、ちゃんと「山」という夢の大事さを教えてあげないとな。
夢のない話しばかりを聞かせちゃいけないんだろうけど、今、私たちの会話に夢があるのかな？？とかね。
少なくとも迷って相談された時に、夢のない話ししか出来ないオトナではありたくないな。
そう思ったんです。
ながーい、独り言でした。
最近お庭をつくらせていただいた、オーナーさんち娘さん。
完成写真を撮りに行ったら家族みんなで出てきてくれて･･･撮らせてもらいました。
最初に会った時より、ずいぶん大きくなったね！
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