おかげさまで「ちょうど創業115年」
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
写真は、千曲市でつくっているモデルハウス。
実は、平屋と二階建て、合計4棟まとめてみられる住宅展示場をつくっています。
楽しみにしてて下さい。春頃OPENの予定です。
今日ふと、2年前に親知らずを抜いた時のことを思い出していました。
当時、かかりつけの歯医者さんに「抜いたほうがいい」と言われて、紹介された大きな総合病院へ行ったんです。
そこで担当の先生に言われたのが、意外な言葉でした。
「親知らずの手前の奥歯も傷んでいる。医学的にはこれも一緒に抜かないとダメだ」
正直、戸惑いました。 で、かかりつけの先生のところに戻って相談したんです。
すると先生はこう言いました。
「確かに、総合病院の判断は医学的には正しい」
「でも、現実にまだ生えている歯を簡単に抜いていいものではない。抜いたら抜いたで、生活する上で不便さが出るから」
結果、私は親知らずだけを抜きました。
奥歯は今も残っていて、抜かなくて良かったと心から思っています。
かかりつけの先生は、医学的な「正解」よりも、私の「暮らし」や「不便さ」を想像して、あえて残す判断をしてくれたんだと思うんです。
これ、私たちの家づくりとすごく重なるんですよね。
私は常々、「家のデザインで100点満点を狙ってはいけない」と思っています。
私が目指しているのは、「デザイン80点の家」です。
デザインを100点まで突き詰めると、どうしても「住まい手」を選んでしまう家になりやすい。
もちろんデザインとか美しさというのはいろいろな見方がありますが、基本的には細いとかすっきりした物は美しいという評価になりやすいものです。
家で言えば、生活感のないスッキリした空間は美しい。けれど、一方で、生活するときには必ず何かモノが必要になり、道具が必要になり、とモノが増えてきます。
ミニマリストならいいのですが、一般的には暮らしだした瞬間からモノは増えていくでしょう。
そうなると、収納が全くなければ片付かないし、暮らしにくいですよね。
でも収納というのは往々にして、扉や棚や収納スペースという、デザイン面から見たら余計なモノを増やしていく。
100点のデザインは、住む人に我慢や緊張を強いることがあると思うんです。
(ちょっと極端なたとえ話ですけどね)
もちろん、かっこいいものには憧れる。
でも、毎日の生活も大切にしたい。
そんな「ちょっと普通のお客様」の家づくりに、私は寄り添い、末永くつながっていきたい工務店です。
だからこそ、見た目の完璧さよりも、居心地の良さとのバランスを取りたい。
それが、私の考える「デザインは80点がいい」という意味です。
なんか歯医者でのことを思い出していたら、急に自分の仕事の核心に触れたような気がしました。

高知にマルちゃんと一緒に出張したときに撮った写真(スマホです)
なぜ人は飛行機を見ると写真を撮りたくなるのでしょう??
あ、そうそう。
細かいところはこれからですが。。。