おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
10日、雪が降りましたよね。
私が雪が降るのを待ち続けた奈良井宿にも雪の予報が出ていたので、
前日の夜、撮影に行くのを決めて、行ってきましたよ・・・
これは試し撮りの1枚です。(傘持ってる人は知らない人ですよ)
雪の奈良井宿・・・これでもかという風情が感じられます←日本語ヘンかな?
今日のお話は、実はさっきあったことです。
というお話しです。
今回私がプランを担当したお客様は、お家についてけっこう明確なイメージを持っているご夫婦でした。
なので私は、プランを考える・・・というよりは、
どうやってその要望をひとつの家に盛り込んでカタチにするのか?
に近い感覚でプランニングをしてました。
その坪数にしてはずいぶん盛りだくさんだぞ??
と、一瞬ビビりましたが(笑)←これナイショね
あれやこれやと考えながらつくっていって見ると、
あれ??
まとまっちゃう??
って感じで、1つの案を思ったより手こずらずにまとめ、
それを更に気になるところを修正して、提出レベルまで持っていきました。
自分で言うのもなんですが、
良くこの要望をひとつにまとめたな!という感じ。
(いやホント、「あ、入っちゃった!」って思いましたもの)
例えば要望を全部チェックリストにしたとすれば、
ほとんどチェックがつくぐらいでしたね。
しかし。
自分でつくっておいてなんですが、
オススメ度合いはそこまで上がらなかったんですよねぇ。
それは・・・
動線、なんですよね。
動線が、ダメじゃないんだけど、3,4歩長い感じがするんです。
これね、盛りだくさんの要望を入れたときに、こうなりやすい氣がします。
経験上の話ですけどね。
もちろんそういうのを整理してまとめ上げるのが建築士の志事なのですが、、、
まぁそうは言っても、限度というものがあります。
どうしてもゴチャゴチャしちゃって、
なんか変に曲がったり、妙に複雑になったりする事ってあるんですよね。
今回、確かに要望は相当高いレベルでクリアしました。
なんだけど、そのためにほんのちょっとだけ、
動線が長くなったな、ちょっとここ複雑になったな、
ということが起きてしまったんですね。
実はこの案を出す前に、
要望充足度70%くらいの案をちらっとお客様に見せたことがありました。
そっちの方が、「これはちょっと・・・」という所もあるんですが、動線は素直なんです。
結局このプランを次は完成度を上げてみるとどうなるか?
試してみることになりました。
今回あらためて感じた事は、
間取りとは、お客様の要望・・・アレが欲しいコレが欲しいみたいな話ね・・・
それを満たしても、動線が長くなるってのはやっぱりイマイチだよなぁ、ということ。
それは結局、暮らしにくい、ということにつながって行くのですよね。
今回のお打ち合わせでは、
ほぼ完璧に要望はクリアしていたにもかかわらず、この案では決まらないだろうな・・・
という、なんとなくの予感はありました。
じゃなんでそんなもの出したのか?って話になりますが、
要望をまずはできる限り盛り込んでみたらどうなるかをお目に掛けた上で、
その上でどうこの計画を熟成させていくか?という合意を得る筋道を考えていたので、
こんな提出の仕方をしたんですよね。
最初から「いや、その要望全部入れても住みにくいから!」
と突っぱねた案をつくることも出来るんですけど~(汗)
今回のケースでは、この1ステップがあった方がなんかうまく行きそうだったのですよね。
たぶん次の案は、要望充足度は下がると思います。
でも、それによって暮らしやすさや満足度が上がるのであれば、いいのかなと思ってます。
これ、なんとなくの勘でやってることなんですけどね(笑)
今回は勘、当たったかな?
あ、今日の2枚目以降のお写真は、
長野県立美術館、だっけ??
先日ちょっと行ってきたので、その時に撮った写真です。
ウチのスタッフ達も、ここに行ったよ~ってブログ、良く上げてますね!
ってことで、
今日も