おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
最近バタバタしてました。
とりあえず自分自身でも1000万弱のリフォーム工事を担当してたり、
お客様宅のエアコン取り付けしたり、
IHがぶっ壊れてしまったお客様のIHの交換をしたり
(↑これは今回たまたま奇跡的になんとかなったけど、普通は数ヶ月単位で待ってしまうかも・・・)
せわしなかった~ ←今もですが。
プロの完成写真撮影が間に合ってないので、私が撮ってきました、とりあえず。
で、撮りながら思うんですけど、
お客様と相談して、いろいろと想いを採り入れたお家をつくってるよな~って感じます。
(自画自賛でごめんなさい!)
もちろん安いわけじゃないけど、そんなに高級住宅をつくってるわけでもない。
世の中、値上げ値上げで世知辛くなってきているご時世ではありますが、
一生住むんだから、しっかり気に入った家をつくる。
そんな家づくりもいいよな、と思います。
それからね。
私たちって、見学会とか、完成写真撮るとか、そういうときって、
すっごく手間ひま掛けて飾り付けするんですよ。
この中に、お客様の家具や小物は一切ありません。
せっかくつくらせていただいたお家の写真を撮るなら、
せっかくつくらせていただいたお家の見学会をさせていただくなら、
しっかり飾り付けさせていただいて、映えるようにして見てもらいたい。
そんな気持ちでいます。
もう10年以上前のことですが、こんな問い合わせがありました。
「なんでお客様のものでもない家具を入れたりして写真を撮るんですか?私は素のままが見たい」
そんな意見をメールでいただいた事がありました。
まぁ、私とはちょっと考え方が違いましたけど、
建てる立場の方としては、そういうふうに思う方がいるのも理解出来ます。
私はこんな内容を返信したのを思い出しました。
私はなんとなく、見学会とか完成写真を撮る時って、
お家の晴れ舞台だよな、って思ってるんですよね。
もちろんお客様の物ですから、勝手な考えかもしれません。
でも、現場でカタチをつくったのは私たちですから。
それは間違いありません。
だから、
それを世に出すときには・・・
なんか、子供の七五三みたいな気持ちになってるんです。
七五三って、特に女の子なんか、
着物着て、髪飾りつけて、千歳飴持って、
いかにも「晴れ舞台!!」って感じで、飾り付けてあげるじゃないですか。
それと同じ。
出来上がったお家の写真を撮る。
私たちの都合とは言え、お披露目の場がある。
そんなとき。
私はいくら地のままでも素敵だとは言え(いや、それはそれで自信ありますけどね)
やっぱり見栄えするようにしてあげたいじゃないですか。
それはつくった者としての、愛情なのかなと思っています。
このやりとりをしたときはまだ会社が小さかったので、
私自身がキャプテン鹿田と一緒に全部の現場に家具を運んでいました。
今では私がそれをやることはなく、まわりのみんながやってくれてます。
建てさせていただくお家が増えて来たとは言え、
そういう気持ちを忘れちゃうと、私がやりたい家づくりとは違っちゃうんだよなって、
自分自身をちょっと戒めています。
私ごとです。
ポートレート、と言われる人物写真を撮るのが趣味ですが。
でもポートレートと言っても、いろんな写真の撮り方があります。
雑誌に載っているような、いわゆる「グラビア」みたいな、
被写体を魅力的に見せることを中心に撮影するやり方もありますが。
私がしたいのは、風情を写すこと、とでも言うのでしょうか。
もちろん被写体も魅力的に見せたいですけれど、
ぶっちゃけ顔なんか写ってなくてもいい。
ピントも合ってなくてもいい。
なんか、伝わって来るものがあるんだよなぁ。
なんか感じるんだよなぁ。
そう思える写真が撮りたいなって、思っています。
家づくりについて考えてるのも、なんとなく似てますね(笑)
ってことで、
今日も
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