おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
さて今日は、
目次
というテーマでお話ししますね。
これはそもそも、私がお客さま宅にお盆前のご挨拶にお伺いしてる時にあった話なのです。
そのお客様は、10年ほど前に私と一緒に土地探しからお手伝いをさせていただいたお客様。
お客様のお家の近所には、とても印象的な、大きな木が生えているお家があったのです。
ところがこの夏に行ってみたら、その木が切られていた!
そのお陰で、あたりの様子がまったく変わってしまっていました。
お家に訪問して、「木、なくなっちゃったんですね!」なんて話したんですけどね。
でもちょっとビックリしたのは、そのお客様が、
「木が切られちゃったことをちょっと残念がっていたこと」
でした。
ちょっと待って、土地探ししてた時にこの木って気にしてたじゃん・・・
この木の存在は、かなりこのエリアの印象を左右しいていたので、
どちらかというとマイナス印象で受け止めていたはずのお客様。
それが住み慣れちゃったせいか、
「いやぁ、あの(木がつくり出す)日陰もそれなりに良かったんですよね」
なんて、なくなってしまったことを惜しんでいる様子でした。
「住めば都」という言葉が昔からあります。
これを言ってしまうと「じゃどこでもいいのか?」って話しになっちゃいますが、
私のアタマの中にこの言葉と
「あばたもえくぼ」って言葉の2つがグルグルしたことは確かです。
選ぶ時には確かに気になるかも知れない。
しかし住んでしまえば、そう大きな問題でもない。
そういうコトだったのかも知れません。
(たぶんそうです)
そもそもこの土地を選んだ理由ですが、積極的に「いい!」と選ばれたわけではありません。
なぜかと言えば、私が推したから、なんでしょうかね、きっと。
土地だけで見たら、すごくいいとは言いません(ごめん)。
だから私の言い方も
「明確に欠点がないっていうのは、ある意味で長所だ」
という言い方でした(汗)
でもこの言葉がお客様には刺さったんですよね。
それには理由がありまして・・・
このお客様とはその前に1年近くやりとりしていたので、土地探し以外の状況もよく分かっていました。
「お子さんの小学校区内になんとしてでも家を建てたい」
というのが何よりもこのお客様の最優先課題なハズなんですよね。
では家を建てずにこのままいるのか?というのもやりたくない。
ならばあるものの中からベストを選ぶしかない、というのが結論のハズなんです。
それは分かっちゃいるんだけれど、
いざ土地探しになると、なんかあれこれ言いたくなっちゃうものですよね。
それも受け止めた上で「失敗しない土地」を選定し、
時間的制約やらあれこれ踏まえた上で、やんわり背中を押した。
たぶんこれが私のやったことだと思います。
土地だけに着目しちゃったら、たぶんお互いに決められなかったでしょうね。
ちょっと話が横にそれちゃいました。
私が言いたかったこと。
それは土地探しで成功するコツとは
1.自分たちの大切にしたい条件を明確にすること、また優先順位をつけること
2.気になったらすぐ動く。すぐ!
3.信頼のおける、経験ある人のアドバイスを受けること←住宅会社の人かな
4.60点で合格だと思うこと
3と4は合わせ技みたいなものです。
↑で話したように、お客様は気になっていて「選ばない理由」にあげてしまうけれど、
実際はそんなの大したことないじゃん!とか、
すぐ慣れるから大丈夫だよ!
ということって、あるんですよね。
土地探しで失敗したくない、という気持ちは分かるけれど、
ある程度は容認しないと家づくりが進みません。
だから、経験のある人のアドバイスを受け、
100点じゃなくてもそれをある程度受け入れる覚悟?あきらめ?割り切り?が、
土地探しには大事なのです。
ってことで、
今日も
**お役立ち情報**