おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
↑の写真は、現場で土の上にブルーシートを敷いて、それが飛ばないように留めつけている木っ端と杭です。
なんかモノクロで撮ると、ちょっと雰囲気出ますね(笑)
さて今日は、
家づくりで、カッチリと作り込むことの弊害についてお話ししてみます。
家づくりでは、しあわせやではわりときっちり作り込むことが多いと思います。
が、やり過ぎもどうなんだろうな?って時々思います。
実際に私が担当したお客様としたやりとりのお話をしますね。
とあるお客様のLDKは、割と無彩色・・・色味がないとか、わかりやすくいうと白黒グレーという意味ですよ。
そういう雰囲気で70%くらいまとまってました。
大きくは白黒グレーで構成されているのですが、
一部にちょっと落ち着いた木目が入ってきています。
それはほどよい加減だな、と私は思っていたのですが、1ヶ所色を決めてない部分があって、
そこを決めようという話になったときのことです。
お客様は全体を白黒グレーで完璧にまとめようと希望されました。
まとめた方が統一感が出るし、まぁ普通はそうしようとするかなと思います。
でもね、私はまとめることは常に正しいとは思わないのです。
白黒グレーだけで構成された空間には、おそらく「癒やし」ってものが足りないと思うんです。
全面がコンクリート打ち放しの空間で癒やしを感じることはまずないでしょう?
これがモデルハウスをつくるのだったら、迷わず統一します。
でもお客様が永く暮らす家ですからね・・・
癒やしも大切でしょ?
それに、白黒グレーで統一しようと思っても、
暮らし始めたらいろいろなモノが入り込んできます。
それらまで含めて、白黒グレーの空間を維持し続けることはとても困難だと思うんです。
だったら、ほどよいくらいで癒やしの部分を入れちゃったっていいんじゃない?
この場合は、多少ナチュラル感のある木目を、ココなら見えるけど気にならない、と言う部分に入れました。
私には、ほどよい抜け感になったように感じられました。
きっちり作り込みすぎて完璧にした空間って、基本的には不自然なんです。
そういう所で暮らすのは、息が詰まると思うんですよね。。。まぁ好きならいいんですけど。
私ごとです。
実は、こんなところに出展します。
ご興味あれば。。。
あくまでも私個人として出ておりますが。
アホだからA1サイズなんか3枚もつくってしまいまして・・・
そんな大きなパネルを含めた17点の写真を飾っております。
ってことで、
今日も
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