おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
新年早々バタバタしてて、ブログの更新が今になっちゃいました。
遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
↑この写真は、年始の見学会に行く途中、見えた景色があまりにも綺麗だったので・・・
道端に車を駐めて撮った写真。
なんかさぁ、ウルトラセブンっぽいよなぁと思いながら、主役にしちゃいました。
年の初めなので、昨日、みんなに「今年はこういう一年にして行こうぜ」っていう話をしました。
その中で、会社が大事にしているビジョンを更新したんですよね。
それは、こんな内容です。
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私たちは、地域の方々に愛され、信頼される存在として在り続ける。
私たちとのご縁によって人の輪・和が広がり続けることで
安心感としあわせを分かちあい、、
「あなたがいてくれて本当に良かった」と、笑顔と共に喜びあえる。
私たちはそう願う人たちが集まり、人として磨かれ輝く会社です。
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もちろん会社ですから、売り上げとか利益とか、とっても大事です。
そうなんだけど、
それを優先順位の一番にしてしまうと、何か私がやりたいこととは違う事が起こってしまう。
そうじゃないんだよ、
ということをみんなで共有するために、こういうビジョンがあるんですよね。
やっぱり、喜んでもらえる家づくりをしないと、お互いに嬉しくないし楽しくない。
最初にそれがなかったら、あとあとのメンテナンスとかだって、苦痛でしかないよね。
それ、、、私はスタッフと一緒に、そういう家づくりを頑張っていこうぜ!って言う気にならないんですよね。
昔話なんですけどね。
私が、お客様に言われた言葉の中で、たぶん死ぬまで絶対に忘れないだろうな、と思ってる言葉がいくつかあるんです。
その中のひとつなんですが。
あるとき、新築して半年以上経ったお家に、扉の調整メンテナンスに行ったんですよ。
職人さんが家の中で仕事をしている時、私と奥さんは、
外で家をぼんやり眺めながら、なんとなく雑談をしてたんですよね。
そしたら奥さんが、ふとこんなことを言い出すんです。
「田尻さんね、私、このお家に入るたびに、
もう一度このお家に惚れ直すんですよ。いい家だなぁって・・・」
・・・え?ちょっと待って?いきなりそんなこと言う?
次の瞬間には泣いちゃってました(笑)
でね。
これって、単純にいわゆる「いい家」をつくればいいって問題じゃないんですよね。
このお客様はすっごく家のことに熱心で、いろんな会社の話を聞いて、
で、その中でウチを気に入ってくれて任せてくれたんですが。
そこにはお互いにいろいろ家の話をした経緯があって、
信頼関係があるからこそ、出てきた言葉だったと思うんですよね。
モノを買う、というような感覚だけじゃない、
お互いに一緒につくっていく、というような感覚。
そういうことも共有出来てこその、この言葉だったのかなと思っています。
ちなみにこのお客様がウチを選んで下さった理由なんですが、
「ナゼかしあわせやさんの家に入ると、しっかりつくってるという感じがする」
ということを良く言っていました。
なに言ってるの?
って思う方もいらっしゃるかも知れません。
でも実際、こういう感覚ってあるんですよね。
私もリフォームの相談などで初めてのお家に呼ばれたとき、
家に入るだけで、なんとなくその家の基本的なつくりの善し悪しがわかってきます。
そしてそれは、だいたい当たってるんです。
私はこういう仕事をしてるから育った感覚だと思いますが・・・
このお客様は、たくさん見て研究していく中で、この方は素人さんながらその感覚を体得しちゃったのかなって思いました。
私ごとです。
お正月休み、写真を撮りに行ってきました。
ここがどこだか、このブログを読んでる皆さんならおわかりになる方が多いかな??
ってことで、
今日も