おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
今回トップの画像は、ウチのカミさんです。
愛妻家のフリをしてみました・・・(笑)
休日に、個人と会社の祈願のため、善光寺に行きました。
いい感じで雪が降ってたので、ちょっと撮ってみました。
ちなみにこれはスマホではありません。スマホの写真だと、綺麗なんだけど風情がなくなるんだよね。
先日、築14年になるオーナー様ご夫婦が、お子さんを連れて来社されました。
新築時点でつなげてつくっておいたこども部屋。
今では男の子と女の子がいるし、ここで中学校に上がる。
・・・そろそろ仕切ろうか?
ということが主な相談なのですが・・・
10年以上住んでいれば建てた当時と家族構成・年齢も変わってくるわけで。
いろいろと「こう出来たらいいのに」ってことだってでてくるわけです。
今回もいくつかあったんですが、
例えば玄関先の飾り棚スペース。
でも玄関先にいろいろ収納が欲しくなってきたので、そこをつぶして収納にしちゃおうか?って話。
で、これもまた良くある話なんですが、家での事前の打ち合わせは大してしてない(笑)
私の前に来て、そういう話について夫婦間の話し合いが始まる。
まー、そんなもんですよね。
家じゃなんか改まってそんな話、しないかもね~。
で、いろいろ私の前で夫婦間協議が始まったわけですが、結局どっちとも話が決まらないわけですよ。
ひとしきり話が終わったな、でも結論は二人だと出ないな、という雰囲気になったので、おもむろに口を出します。
(それまでは話の交通整理はしますが、あまり口出ししません)
そして、私なりの見解を踏まえてお話しします。
私の見解は「それ、やらなくていいんじゃないですか?」って意見でした。
そうすると、やりたいと言い出したはずの奥様が
「さすが!」
っておっしゃるんですよ。
一瞬意味が分からなかったんですが・・・(笑)
【家づくり】つくり手として絶対に心がけなければいけない事。
え?なんで「さすが!」なの?
それは、
「やれば仕事になるのに、ムダだと思ったら勧めない姿勢」
のことをおっしゃってたんですよね。
あ~、それね、、、
そういえば、時々言われるよなぁ。
お客様って、家づくりについては素人です。
なので、ひょっとしたら私たちのいいなりに出来てしまうかも知れません。
またお客様はだいたいが家づくりが初めてです。
だから、私たちのすることが「そういうものなんだ」と思ってしまうでしょう。
でもだからと言って、こちらの都合のいいようにしてしまってはダメだと思うんですよね。
今回の工事も、やってもやらなくても、どっちでもいい。
私からしたら、工事をすれば売り上げになる。利益になる。
でも、それってお客様が本当に喜ぶのかなぁ?
何年かした後でも「やってよかった」って思ってくれるのかなぁ?
意味ない物つくっちゃったな、なんて思うようになってないかなぁ?
そういうことにも頭を働かせて家づくりの提案が出来た方が、私はお互いにいい関係が築けると思うんですよね。
経営者ですので、利益のことは、いろいろ考えます。
でも、そこでしこたまいろいろつけさせちゃって意味なくパンパンに膨れ上がった契約を喜ぶようなことは、しちゃいけないと思うんですよね。
まぁそこまであくどいことはなかなかないかも知れませんが・・・
ま、私もそんなに偉そうなことを言えるほどに清廉潔白かどうかはわかりませんが、
こうして10年以上のお客様がまた相談に来てくれる。
そして「年末にサンタで来てくれてありがとう、娘がよろこびました♪」
なんて声も掛けてもらえる。
そういう関係の家づくりが出来て行けたら、お客様と住宅会社はしあわせだと思うんですよね。
↑そんな関係になれているのかどうかは良く分かりませんが、今週末のこの見学会のお家。
プロの撮影が広報に間に合わなかったので、私が撮ってきたのですが・・・
一緒に家族写真も撮ってきました。
撮ってる私も幸せな気分に・・・ いいなぁ、こういうの。
週末、ぜひ見学に来て下さいね。詳細はこちらです。
私ごとです。
これらの写真を写真展に出したところ、
末の方の賞でしたが、受賞することが出来ました。
嬉しいです(笑)
ってことで、
今日も