おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
ご注意:設計中の方、工事中の方は迷ってもいけないので、閲覧をご遠慮下さい。
家づくりの現場に居続けて20数年。
いろんな家づくりの相談や、実際の家づくりに立ち会ってきました。
そんな中で、なかなか表だっては言いにくいんだよな~、
とか、
会社として公式に言うことじゃないんだけど、
私個人としてはこう思ってるんだよな~、
ということは時々あります。
なので、そんな話を細々としていけたらなと。
目次
いきなり来ました、非常に言いにくいこのひとこと。
改めて言っておきますが、あくまでも私見です。
正解不正解はありませんし、私自身が設計しているお家でも、でっかいリビングはあります。
家づくりに「絶対の法則」はありません。(たぶん)
以前、こんなお客様がいらっしゃいました。
弊社で家を建てるのは2度目、というレアな方。
1軒目は昭和の終わりの設計だったので、リビング、、、というより「お茶の間」は8畳。
夫婦+子供3人(もうけっこう大きかった)にはちょっと狭い。
そして目の前に家が建ってしまったので陽当たりが良くない。。。
とある事情で住み替えることになり、
今度こそは
これがこのお客様の家づくりのテーマとなりました。
そして出来上がった家は、
リビングにドーンと吹き抜けがあり、
広々としたリビングが対面式キッチンの前に広がる家となりました。
引っ越してしばらく経った後のこと。
お客様に住み心地を聞いてみたら。
家族5人がそこにこぢんまりとまとまっている」
とのこと。
こたつにまとまるのはまぁわかるけど、なんでリビングの真ん中じゃないのか?
と尋ねたら、
「オレが壁に寄り掛かりたいから(夫)」
とのこと。
その要望は最初からメチャクチャ強かったので最優先事項として採り入れましたが・・・
私たちも、もうちょっと暮らし方の話をしっかりヒアリングして煮詰めるべきだったよね、
という反省が残った案件でした。
ここで言いたいことは、2つ。
ですが、
今日は①について話しましょう。
ひとつめは、
という話です。
アパートに暮らしているお客様の時によくある話なのですが、
「玄関は広めにしたい」という要望があったとします。
それを良く良く聞いていくと、
私たち的に思っている「良くある広さの玄関」で十分であり、特に広くしたいわけではないのです。
お客様の比較対象はあくまでも「今暮らしているアパートに比べて」なのです。
そこの玄関があまりにも狭苦しいので、(今よりは)広くしたい、と言ってしまう。
でも聞いている私たちは、世の中平均的な新築住宅が比較対象になっていますから、
(よくある広さよりは)広くしたい、と受け取ってしまう。
そこでギャップが生まれてしまう、という話ですね。
アパートのリビング狭い!陽当たり悪い!
というモヤモヤが強く出てしまって、必要以上に求めすぎてしまう、という現象。
ウチのお客様の多くは、お子さんが走り回ったりする世代だったりするので広くても良いのですが、、、
この辺は ②「今」にちょうど良くしようとしてないか? にも通じるのですが、それはまた次回あたり。。。←次回の方が重要な理由かと
ってことで、
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