おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
目次
というタイトルで書いております。
天然木の床板 と 合板フローリング の比較で書きます。
ちなみに合板フローリングとは、
ベニヤ板のところに天然木を超薄く削った物を貼り付けて見た目を良くしているもの
またはベニヤ板のところに、木目や様々ながらの印刷したシートを貼り付けているもの
と定義します。
正直、私が書かなくてもどこかで書いてあるので知ってると思いますので、
いったん直球で言いますね、
・風合い、見た目がやっぱりいい。(もうホント、これに尽きます。これは合板ではなかなか勝てない)
・素足の時の温もり感がある(素材、塗装の具合にもよりますが、一般的に冬場はひんやり感が少なめ)
・いざとなったら削ってメンテナンスが出来る(←って良く言われてるけど、どうやったらそんなメンテが必要になるのかわからん)
デメリット
・隙間が空くのでゴミが詰まる(トップ画を参照ください)
・ひび割れ、ささくれ、きしみ音などのトラブルが起こることも
・塗装などのメンテを必要とすることが多い(足触りのいいものほどそうなりやすい)
・一般的に、合板フローリングより高め
・機能性が高い(床暖対応、耐キャスター性・・・転がる椅子を使っても跡がつきにくい、防汚性、耐水性など)
・天然木より比較的安価なものがある(逆に高い物もあるけど)
・最近のは、ほぼメンテナンスフリー
・デザインがいろんなのがある(まぁ、化粧シートだからね。でも結構侮れない見栄えだけど)
・掃除は絶対にこっちが楽。
デメリット
・冬場、冷たさを感じやすい
・高級感、質感では天然木に劣る
・日焼けしたときにちょっと残念(シートだと特にそうなる)
ちなみにほとんどの住宅会社は
天然木もいいけど、合板フローリングも好きです。
実際、自宅には、あちこちに天然木の板を使っていますが、
床だけは全部合板フローリングです。
しかも当時まだ出たばっかりのノンワックス仕様のものを。
(一昔前は、合板フローリングはワックスを掛ける必要があった)
ここで私が言いたいことを書きますと、
メリットデメリットそれぞれあるので、
確かにつくり手としては天然木を勧めたくなる気持ちもわかりますが。
隙間空いてそこにゴミ入るじゃないですか。
クイックルワイパーで拭くだけじゃ取れないから、強力な掃除機とかかけたくなるでしょう。
私は夫婦二人ともフルタイムで働くと思ってたので、手入れが楽だという事を最優先にしました。
正直、当時の合板フローリングは見栄え良くなかったです。
でも私はなんの後悔もしてません。
逆に、天然木って、当たり外れもあるんですよね。
なんかひび割れが多く出ちゃうお家って、あるんです。
(暮らし方、、、主に湿度管理などの原因もあるんですけどね)
ストッキングが引っかかるくらいならまだしも、子供が素足で飛び回って刺さっちゃったりしないかなぁとか、心配になったりします。
↑素足で飛び回れないって、なんのための天然木?ってコトになっちゃいますよね。
全部じゃないですよ。
でもそういうことになることも体験しています。
それでも天然木の方がいい、と選ぶ方もいます。
それはそれでいいと思うんです。
惚れ惚れします。
(天然木を否定してるわけじゃないんだよ)
まとめますと、
世の中になぜ合板フローリングがあるのか?
安いからだけじゃないですよ。
ちゃんとそこに選ぶ価値があるからなんです。
私はそこをちゃんと説明して、好きな方を選んでもらったらいいんだと思うんです。
ってことで、
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