おかげさまで創業110年
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
最近、点検とリフォームを担当することが増えてます。
16年ほど前にお風呂とキッチンをリフォームさせていただいたお家から、
久々にお呼びがかかったので行って参りました。
いろいろ「ああしたい」「こうしたい」というお話しをひとしきりお伺いしたあと、
おそらく70歳前後ではないかと思われる奥さまがこうおっしゃるのです。
・・・ん?
そう言えばそんな話をしたかもしれない。。。
当時そのお家は、数年後にお子さんが巣立つのが見えていたんですよね。
確かにそのお家のキッチン、、、ダイニングキッチンは、広くない。
ご飯を食べるにも料理をするにも、ある意味で非常に中途半端な大きさ。
特に、その当時の家族構成にとってはね。
確かに今は広くしたいかもしれない。
でも数年後、この家に住んでいるのは、おそらく夫婦2人だけだと思ったんですよね。
(で、実際そうなった)
今になってみれば夫婦2人なので、これで十分だよね?
って話になったようなのです。
いや、私からしてみたら、
お仕事の範囲が大きくなるのは嬉しいことなんですが(笑)
でもこの話に限らずですが、わざわざ手間ひまお金をかけてつくらせてもらって、
「結果、あんまり使わなかったんです」
みたいなことになるのって、けっこう切ないんですよね。
今回で言うなら、数年だけの快適さのために広げるのはどうなんだろう?
ウチの実家見てても、70坪以上ある家に両親二人が、
10畳のDKだけでほとんどの生活を行ってるのを見てますので・・・
家族が多かった昔は確かに必要だったけど、
その時にちょうど良い大きさにしちゃうのって、あとあとほんとムダだよなって思うんです。
(じゃあ家族が多かったときはどうすればいいんだ?って話になるかも知れませんけどね)
実は私、そんな話をこのお客様にしたことはなんとなくしか覚えていないのですが・・・
昔からそう思ってたんだなって、改めて思いました。
新築もリフォームも同じなんですが、今ちょうど良くつくるだけではダメで、
この先も暮らしていくときにどうしておくのがいいのか?
そこも考えておくことが大事だと思います。
ってことで、
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