fbpx

長野市・須坂市・千曲市で注文住宅や新築一戸建てなら「田尻木材」

BLOGしあわせブログ

2023.12.25【家づくり】で本当に大切なこととは?

color
Shiawaseya-【家づくり】で本当に大切なこととは?

 

おかげさまで創業110年

しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。

 

こんにちは。

お客様宅への年末のご挨拶が昨日一息ついたので、ちょっとだけホッとしました。。。

(でも年末だからせわしないのは変わらないです)

 

トップ画は、25年履いたTimberlandのブーツ。

当時私はまだ独身で、今のカミさんがクリスマスプレゼントに買ってくれたものでした。

当時の彼女の給料からしたら相当に頑張った金額でしたが、良く買ってくれたなぁ。。。

それ以来、遊びに行くときの常用靴になり、

これを履いてあちこちよく出かけました。

 

最近ではあまり履かなくなり、年末にサンタ衣装を着るときの衣装になってましたが。

今年、ついに壊れてしまい。。。

(右足の内側が、はがれてきてしまった)

直せるのかも知れません。

でももう流石に、引退させてあげようかなと思いました。

 

 

 

この靴、すごく長持ちしましたが、

長持ちした理由って、なんだと思います??

私は

「つくりの良さ」

だと思います。

革が品質のいい本革だということもありますけれど、

でも根本的には「つくり」「つくり方」だと思います。

靴って、なかなかに複雑なものですよね。

だから手作業がどうしても必要かと。

手間ひまかかるものづくりのひとつだと思います。

そういうときに、どこまで手間をかけるか?というのは、

より品質が高くなるつくり方をするか、

早く安くつくれるつくり方をするか、

ということにつながり、

つくり手の思想やこだわりが現れてきます。

 

私、いま普段履きにしているのはGUの本革シューズ、5000円未満(笑)

GUの靴はよく履いているのですが、

これは合皮ではなく、めずらしく本革。

見た感じは一瞬ちょっとイイ感じの靴に見えたりします(笑)

でも、これが、3年履けるのか?と考えると、ダメだと思います。

GUの靴って、ソールが安いんですよ。

クッション性があまり良くないし、

やっぱり低価格につくらなければならないので、

価格なりのつくり方をしているように感じます。

そのせいか、だんだん履き心地が悪くなって捨てることがほとんどです。

私が最近捨ててしまった、気に入っていたグレーの靴は、

ソールのクッション性の出し方がちょっと無理があるつくり方をしていました。

こうつくるなら中敷きをもう少し厚くしておかないと、すぐつぶれてしまって履き心地が悪くなっちゃうのに。

そう思ったのを覚えています。

まぁそれでも良く買うのは、使い捨てると割り切ればコスパがいいからです。

(使い捨て、という発想にはちょっと引っかかりますけどね)

 

 

 

家も同じなんだよな~って思うんですよ。

パッと見、家のつくりの善し悪しってよく分かりません。

私が見てもよく分からないときがありますから、

皆さんが見てもぜっっったいわかりません(笑)

そうなんですけれど、確実に品質は違います。

 

ここで私が言っている「品質」とは、

「素材」と、「つくり方」のことなのかなと思います。

何を使って、どうつくるか、という話。

つくり方、とは、手間ひまのかけ方、作業工程、順番などの話です。

見た目は同じように見えるAとBの品物。

ても、分解してみるとつくり方が違う、というような話です。

パパっとつくれるけどあんまりよくない方法と

手間ひまかかるけどいいものが出来る方法とがあるのです。

 

誤解しちゃいけないのが、

「品質」=「性能」 とは言い切れないところです。

ザックリした話ですが、たとえば断熱性能は、断熱材が厚ければ性能は高くなります。

そういう意味では「高性能」ですが、

荒っぽいつくり方をしていたとしたら、

「あまり品質の良くない高性能住宅」

ということもあり得る話です。

まぁ正確には品質の中には性能も含まれるとも言えるので、

「あまりつくりの良くない高性能住宅」

というのが正しい言い方でしょうか。

こう言うのは、性能はいいけれど、ガタが来やすい家だと言えます。

 

私は最近、性能の数字だけがずいぶん一人歩きしてしまっていて、

なかなか評価されにくい「つくり」の部分がおろそかになって来てるんじゃないのかなぁ?

って心配してます。

私たちはその「つくり」部分を、先代、先々代からずっと大切にしてきました。

だからこそお客様と良い関係性が築けてきて、

その結果として110年以上続いてきたんだと思っているからです。

数字に意味がないわけではありません。

しかし、数字で現されることはごく一部である、

ということを、

これから家づくりをする皆様には知っておいていただきたいなと思っています。

 

 

ってことで、

しあわせは、いつもの中にある。
タジリの他のブログはこちらから

 

 

      

      

      

 

 

ページをシェア!