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BLOGしあわせブログ

2024.01.01【家づくり】しあわせやは、なぜ「しあわせや」なのか?

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Shiawaseya-【家づくり】しあわせやは、なぜ「しあわせや」なのか?

おかげさまでなから創業115年

しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。

 

新しい年を迎えましたね。

また本年もよろしくお願いいたします。

今日は穏やかないい天気ですね・・・

トップの写真は、年末、仕事納めが終わった翌日、

「撮り納め(笑)」に行った江ノ島方面。

去年はここに4回も行ってました、好きですねぇ(笑)

 

 

さて、本題。

【家づくり】しあわせやは、なぜ「しあわせや」なのか?

さっき遅い朝ご飯・・・お雑煮ですね・・・を実家で食べてから会社に来てこれを書いてます。

お正月とか、お盆とか、

ふだんは一緒にいない妹と10歳になる姪っ子がきて、みんなでご飯を食べたりしますが。

そういうときの私って、本当に居心地が悪いです。

というか、実家に行くのも苦手でして・・・

本当に、家族って存在と、どう接していいのかがよく分からないタイプなんですね(笑)

正直、ノーガードでいられるのはカミさんの前だけかも知れません。

 

そんな私が

「しあわせや」という名前をつけた理由

をお話しします。

 

 

私が生まれた頃から高校卒業までの間、

まぁ我が家はせわしなかったと思います。

というか、自営業者の家ってのはだいたいそんなもんです。

母親は生まれたばかりの私に落ち着いて乳を与えているひまがなく、

哺乳瓶をくわえさせてほっておいたと言ってますし(笑)

晩ご飯をゆっくり食べて、家族でコタツにあたってお茶を飲みながらテレビを見ていた、

そんなだんらんの記憶は皆無です(笑)

いや、別に親や家族を責めるつもりもありません。

しょうがないんです、自営業者の家って。

ただ私はそういう中で、家族の距離感が少しズレて育ったのかも知れません。

 

そんな私が高校生になり、

当時のガールフレンドの家に遊びに行きました。

彼女の方が年上で、しかも向こうは大学受験を控えた3年生の夏休み。

正直、自分が微妙な存在なのは当時の私にもわかってました。

でも3時になると、家族がみんないる居間へとお茶に招かれるのです。

そこに広がっていた光景は、もうサザエさんの家のような家族だんらんの時間でした。

おじいちゃんおばあちゃんお父さんお母さん、3つ年下の妹に猫。

みんながコタツのまわりで「THE・だんらん」って感じのくつろぎ方をしてます。

異物である私にも、とても優しく接してくれまして。

・・・私には初めて見る、そして信じられない光景でした。

 

それ以後、そのことを思い出すことはあまりなかったのですが。

サラリーマン修行生活を終えて、

自分が家づくりの仕事について、

そして家づくりの技術的なこと、ジレンマ、

会社の後継者として、これからの会社をどうしていくのか、

そんなことを漠然と考えていく中で紆余曲折したときに、

思い出されてきたのは、あの光景でした。

 

家ってなんのためにつくるんだろう?

家族がしあわせになるためにつくるんだよなぁ。。。

 

それが、私の出したひとつの結論でした。

・・・めずらしくありません。

そういうこと、どこの住宅会社も言ってますから(笑)

 

無い物ねだりというか、

自分が手にしなかったもの・・・いや、しあわせでなかったワケではないが、

自分が味わうことのなかった、でも居心地悪かったけど、

でも思い返せば居心地良かったあの空間への憧れ。

私たちと一緒につくったお家の中で、

家族みんなでたくさんの時間を過ごしていただきたい。

だから、より一層しあわせになれるような家づくりをしたい。

 

私が思ったことは、そんな、わりと単純な話でした。

そしてその想いをこめて、

素直に「しあわせや」という名前をつけたのです。

私にはなかった、そして今でもあの雰囲気は手に入れられてないのですが、

でも憧れだけは持ち続けているんです。

その憧れの気持ちを、家づくりに託しているんだと思います。

 

 

私は昭和世代ですが、

今、家づくりをしているのは、平成世代が中心です。

ウチのスタッフも平成世代が成長し、台頭してきています。

私が想い描いた「しあわせな家づくり像」と、

彼らが想い描くそれは、1世代分変化しているのは間違いありません。

でも、根本的な人間の喜怒哀楽とか、

「しあわせ」という価値観が大きく変わっているわけではありません。

 

「ずっと変わらず美味しいね」と言ってもらうために、

実はちっちゃな変更を常に続けている。

料理の世界では、そういう話はよくあります。

 

家づくりの世界も一緒です。

「家族のしあわせ」という、みんなが求める普遍の価値観を手にするためのお手伝いをするために、

実は細かく変化している「しあわせ」の味付けに対応し、いつも変化し続けている。

それが、私たちしあわせやのあるべき路なのかなぁと思っています。

 

ってことで、

しあわせは、いつもの中にある。
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