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BLOGしあわせブログ

2024.01.02【家づくり】家づくりの根っこにある想い。

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Shiawaseya-【家づくり】家づくりの根っこにある想い。

おかげさまでなから創業115年

しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。

ウチの小太郎クン16歳。

 

新年いきなり大きな地震が来ましたね。。。

被害が少なければいいのですが、ニュースを見ると胸が痛みます。。。

 

本題。

私が、

家づくりで今も大事にしている想い出

をお話しします。

しあわせやの基本スタンスを決めた話です。

 

私がまだ住宅専門としては駆け出しの頃の話です。

近所に住んでいた面識のある同世代のご夫婦が、

「家を建てたい」と相談に来てくれました。

ただ、競合相手がいまして、それは大手ハウスメーカーでした。

 

当時はしあわせやというブランドも確立していなかったし、

モデルハウスも、施工事例写真も、

説明する資料も、何もかもが何もない時代。

まぁ、だいたいの地元工務店ってのはそんなものです。

当時唯一、手づくり感満載のホームページを開設して、家をつくっている日記を毎日のように書いておりましたが、ほんとそれだけでした。

その時つくっているお家を一緒に見学に行ったり、

いろんなお話を私なりにしたのですが、

残念ながら選んでいただく事は出来ませんでした。

「あちらを選んだ決め手は何ですか?」

と最後に質問したら、

「防犯ガラスも、IHもみんなつけてくれるって言うから・・・」

そうかぁ、まぁしょうがないのかなぁ。

私の提案には少なくとも防犯ガラスは入ってないからなぁ。

(まぁ、今でも入ってませんが)

そう思って、諦めることにしました。

 

ただ、その方の建築地は新しい分譲地で、たまたますぐそばに弊社の現場があったのです。

私は結局

その家が建っていく様子を見つづけてしまったのです。

それが、私にはものすごくショックな出来事がたくさんだったのです。

具体的にどうとは言いませんが、

ウチの現場で職人さんがそれやってたらブチ切れるな、

というか、そもそもそんなことウチの現場に入るメンバーさんは絶対やらないよ、

という、

まぁなんと言いましょうか、

それ家づくりをする人間のモラルにも反してるだろ?(だと私が思うこと)

というレベルの出来事が行われてまして。。。

かと言って他社さんの仕事に口を出すわけにもいきませんから黙ってましたが、

しかし私には、あまりにもショックな出来事でした。

 

私があの家の建築主だったら、絶対イヤだよな。

あれを建てている会社の人だって、きっと自分の家だったらやらないよな。

・・・なんでそんな会社(失礼)を選ばせてしまったんだろう?

なぜかわからないけれど、

すごく申し訳ない気持ちになってしまったのです。

いや、私がそんなことを思う必要はないし、大勘違いだと自分でも思っています。

でも、そのくらいあの現場の光景は衝撃的に私には受けとめられたし、

もうひとつの選択肢として上がっていた自分の力不足を激しく悔いたのです。

「少なくとも、オレの方がマジメに家をつくったはずだ。」

はい、後半は私の勝手な思い込みです(笑)

なんですが、本当に私はそう思ったし、

そういう家づくりを選ばせてしまったことに、申し訳なさを感じたんです。

 

地元の家づくり、オレたち地元に根付いてマジメに家をつくろうとしてる者が頑張んなきゃ絶対ダメだ。

別に大手さんがダメだとか言うつもりはありません。

絶対に勝てないと思うのは、まずネームバリュー、知名度と、そこから来る安心感でしょうか。

でもその一方で、大きな会社ゆえ、どうしても機械的に流れ作業的な家づくりをしていることも事実です。

それがいい部分も、もちろんあります。

しかし、私が見てショックを受けたあの出来事は、

誰のために家をつくっているのか?

お客様の顔が見えている者には、絶対できないことです。

 

 

ちょっと話が変わりますが・・・

ちょうど昨日の元旦、私の住む地区の総会兼新年会が開催されました。

元旦からやるのはほんとカンベンして欲しい。。。(笑)

私は役員なので出席したのですが、そこにはウチのお客様も何人かいらっしゃいます。

お客様のMさんもそこにいらっしゃいました。

Mさんは、お兄さんも娘さんも弊社のお客様です。

私の顔を見るとまず開口一番

「コマツさんはどうだい?」

とおっしゃるのです。

メンテナンスを担当している弊社最年長のコマツは、

昨年一時期、ちょっと体調を崩したことがありました。

娘さんの家の点検に私がかわりに行った時にちょっとそんな話をもらしたのが、ご実家まで伝わっていたのでした。

「本当に細かいことから何から何まで面倒見てもらってるから、まだ頑張ってもらわなきゃ困るんだ」

30年以上前でしょうか?そのお宅の新築時からずっとコマツが担当しているお客様なのでした。

 

顔が見える、ということに、何か説得力があるのかわかりませんが・・・

でも家という、形の見えないものをつくり上げていくとき。

誰と家をつくるのか

自分を、その家を、誰が気遣ってくれるのか。

もちろん個人ではなくて、会社だったり、保証や保険といった制度で基本は対応していくものだと思います。

ただ、それだけでは安心出来ないのが人間というものです。

その証拠に、大きな買い物ほど、人は誰から買うのか?を気にしませんか?

ペットボトルのお茶はどこで買ってもいいですよね。

一方、車はどこで買っても同じものが納品されるとわかっていながら、

決まった所、決まった人から買う傾向がありませんか?

 

大手さんにはなかなか実現出来ないのが、例えばこう言うところです。

そして私がこの経験からとても大切にしたかったところが、

顔が見える家づくり

という安心感でした。

それが可能なのが、地元の工務店の最大の特徴・メリットだと思います。

地元にいて、顔が見えていたら、元旦の私のように、お客様から逃げることなんて出来ないものです。

逆に顔が見えているから、今回のコマツの話のように、

その家を気づかい、お客様からも信頼される関係でいられるのだと思います。

弊社が全スタッフの顔をサイトに公開しているのをご存じでしょうか?

それは、「誰がつくっているのか」ここを大事に思っているからなのです。

私たちは、顔の見える家づくりをしていきたいのです。

 

 

ってことで、

しあわせは、いつもの中にある。
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