おかげさまで「なから創業115年」
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
今日の話は、超々個人的な話ですが、なんとなく文字にしたかったので書いてみます。
私、出張で羽田空港にいました。
飛行機内に乗ると、なんか写真撮りたくなりますよね(笑)
で、写真撮ってて、いきなり電撃的に思い出したことがあるんです。
それは、私が子供の頃の話です・・・たぶん40年以上前のこと。
自営業の家ってのはなんかせわしなくて、
そしてとにかく休みがなくて、私は親父とも遊んだ記憶ってほぼありません。
きっとなにか親父的に感じることがあったんでしょうね、
いきなり「キャッチボールするぞ」って言いに来たことが2度ほどありましたが(笑)
親父と何かした、(おふくろともそうですが)ってのは、めずらしい。
だから両親は罪滅ぼしのつもりか、月1くらいで外食に、
そして年に1回だけ、家族旅行につれてってくれました。
その時は大阪神戸だったと想います。
神戸ポートアイランド博ってのがあって、それに連れてってくれました。
家族4人、夜行列車に揺られて行った記憶がありますね。
そして帰りは、飛行機!に乗せてくれるという計画でした。
嬉しかったですね、初めての飛行機!
子供の頃はパイロットになりたかったからなおさらでした。
知り合いの旅行会社の人に頼んで、私と妹は絶対に窓際にしてくれと言ったとか。
「わざわざお父さんはお前達を飛行機に乗せてあげたいって言って遠回りしたのよ」
おふくろは確かその時そう言っていた記憶はあるんですけど、
子供の私には飛行機に乗れる喜びだけで、その言葉の意味がわかりませんでした。
今になって思えば、大阪から羽田に飛んで、そこから上野に移動し、3時間かかる特急で長野まで帰る。
これ、確かに遠回りだし、それが4人分ですよ。
新幹線だって乗ったことがなかったんだから、
新幹線に乗せてやる、って言って名古屋まで来て帰ってきたって良かったはず。
すんごい余計な出資ですよね。
もっと後になって聞いた話ですが、あの頃はとにかくお金がなかった、と、おふくろは言っていました。
そんな中、年1回の旅行だからと、精一杯やってくれたんだな。
大事にされてたんだな、と、今さら気がつく親不孝息子なのでした。
今、出張の帰りなのですが・・・
普段は出張しても両親のところにお土産なんか買ってこないのですが、
今日はめずらしく買いました(笑)
なんか、書きながら微妙に目頭が熱くなる気がします。。。
ということで、