おかげさまで「なから創業115年」
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
こんにちは。
↑先日、東京は丸の内あたりを早朝歩いていたとき。
土曜日の朝8時台だったで、人も少なくて。
そんなときに目の前になんか気になる光景が現れて、
「あー、あそこに誰か来て欲しい」と思ってたら歩いてくる人が・・・(^-^)
本題。
「そこに愛はあるのか?」
お??ずいぶん重いテーマ??
いや、そんな事もありませんので、まぁ軽く読んでください。
今、平屋住宅工房のホームページをつくり直しているんですけどね。
そこにどんな内容を盛り込むか、って、とても大事じゃないですか。
でもまぁ、しあわせやも、姉妹ブランドである平屋住宅工房も、
建物の性能とか素材とか、すごくちゃんとしてるんですけど、そこをグイグイと押していきたいタイプじゃないわけですよ。
モノの話は大事だが、でも1番ではない?いやごへいがあるな、大事だよ。
なんだけど、選ぶ人にとって、そこだけではないはずなのに、そこだけの話をするのはやめようと思ってる、かな。
そう思っているのが私の根底。
で。
今日、ついさっきの話。(あ、一応今日、弊社は振替休日です。水曜日が祝日だったので)
午前中、私に不意に、降って湧いたように
「なんでオレはこんなカメラ構成で写真を撮ってるんだろう?」
という疑問がいきなり降ってきちゃいました。
私の使ってるカメラは3台あるのですが、どれも一長一短で、しかも3台共にレンズの互換性がないので、非常に効率が悪い持ち方だと言えます。
どれも一長一短、と言いましたが、本当にその通りで、万能選手がいないのです。
一方で、たぶん今いちばん一眼カメラとして売れてそうなメーカーのカメラは、ホントそつがない。
写真も動画も撮れるし、動く子供やペットを撮っても大丈夫。
もう、どこで何しても大丈夫な万能選手。
これが好き、と言うよりは、無難、これにしとけば間違いない、って理由で選ばれるかも。
一方で私のカメラは、動画のことはあんまり考えてないし、動く物は苦手。
ただ、ちょっとレトロチックなデザイン性の良さと、何よりカメラとして大事な「色」・・・そう、ちょっと他のカメラとは発色が違う。
富士フィルムという、フィルムを作り続けてきたメーカーだけに、色は絶対に譲れないこだわり感がある。
そこが好きで使ってます。
なんだけど、不意に
「万能選手使った方が、効率いいじゃん!」
って思いが降ってきてしまって。
お昼に、マジメに全部売って全部買い換えたらどうなるんだろう?とか計算しちゃいましたよ。
でも、ご飯食べて昼寝したら、落ち着きました(笑)
「いや、でもオレ、このカメラの色、好きなんだよな」
ってことを思い出したら、メチャクチャ愛おしくなってきたのです(笑)
私が今日言いたいことがここなんですけど、
家をつくるなら、
「好きなところをつくろうよ」
「愛せるところをつくろうよ」
ってこと。
こんなこと言っちゃいけないかも知れないけど、
家って、新しくて嬉しいのはせいぜい2,3年。
あとは古くなっていく一方です、悲しいけど。
そしてモノなんだから、常にもっと新しくて良いモノが出来てくる。
性能だってそう。
私の家なんて、20年前は高性能住宅だった。
今じゃ新築していいギリギリの性能。
なんて言うんですかね。
そういうこと言うと切ないけど、でもそうなんですよね。
でも、好きなところ、っていうのは、
ちょっとそういうこととは違う部分なんですよ。
「ここに座ったときの窓の外の景色が好き♪」
「この部屋に貼った壁紙、思いっきり趣味に走っちゃったけど私好み♪」
「この小上がりに腰掛けて本を読むのが好き♪」
そういうのは、古くなっていっても、廃れない魅力。
私は、そういうところを大切にした家づくりをしたいなぁと思うんですよね。
ま、そつない万能選手に好きなところをトッピングしてももちろんいいんだけど(笑)
なんか勢いだけで書いちゃったので、まとまりありませんが。
あ、そうそう。
今日のブログの本文中に使った2枚の写真。
これは被災地輪島市に入る前日、前乗りしていたので、ホテルの近くでフラッと入った和風のバーの写真。
照明がすごく素敵で・・・
スマホしか持ってなかったのですが、撮らせていただいちゃいました。
ということで、