おかげさまで「なから創業115年」
しあわせや 田尻木材株式会社 四代目半の田尻でございます。
しあわせやの地元・長野市若穂でモデルハウスがオープンします。
実はこの建物には、私から設計担当への裏ミッションがありまして。
それもズバリ、
なんとも身も蓋もないミッションですが(笑)
しかしその要望に設計担当:堀田が見事に応えてくれたお家です。
本題。
・・・まぁ、けっこう乱暴に言ってますが、実際にそう思うときがあります。
たとえば昨日見学においでいただいたお客様。
ウチに来る前に、某ハウスメーカーさん2社を見て廻って、その後にご来場。
お家を見て廻っていただいたので、最後に
「何かご質問はありますか?」
とお声がけをすると、けっこう質問が出てきまして(笑)
「断熱材は何を使ってるんですか?」
・・・あー、あちこちでいろいろ言われてきたな、とピンときます(笑)
「A社とB社できっと違った事を言われたんですね?」
「そうなんです!」
「どっちがいいのか、よく分からなくなってません?」
「はい・・・」
何度繰り返したんだろう、この流れ(笑)
これって、すごく本質的じゃないと思うんです。
断熱材に求められることは、
①「断熱性能」断熱性能の高さ
②「性能の安定性」その性能が安定して発揮し続けられるかどうか
がいちばんで、あとは施工性の善し悪しとかコスパとかがありますが。
そもそも今どき、
細かい点で違いがあるし、長所短所も確かにある。
でも正直、お客様にそれがどのくらい関係があるのか?
たいして関係ないレベルの違いなんですよね。
重箱の隅を突っつけばいろいろあるけれど、ね。
お客様にとって大事なのは、
「断熱材だけではなく、家全体の断熱性能がどのくらいなのか?」
「それにかかわるコスト(コスパですね)」
ほとんどこれだけのはずです。
であれば、これを満たすことが出来るなら、
私は「なんでもいい」と思ってます。
だって壁の中に入ってるものですよ?
暖かければ、それでいい。
モノづくりの側として、そこにこだわりを持つのはいいことだと思いますし、そうあるべきだと思います。
ただ、それがどのくらいお客様に影響のある話なのか?
1センチの差を1メートルであるかのような表現をするのは、
ほとんどのお客様にとっては「どうでもいい話」のレベルだと私は思います。
まぁ聞かれるんでウチも「これ使ってます」と一応ホームページには書きますけどね。
本音ではそう思ってます。
家づくりで大事なことは、そこじゃないと思うんですよねぇ・・・
ということで、